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宇都宮大学 学生団体「UU-TEA」

宇都宮大学国際学部では、2018年2月からJICA(国際協力機構)の「草の根技術協力支援事業」として、「スリランカ 紅茶プランテーション農園の小学生への課外活動支援」を実施してきました。
学生による支援団体UU-TEAは、現地の茶園労働者や労働者の子どもたちとの交流、日本国内の広報活動などを行なっています。

画像提供:UU-TEA

UU-TEAでは、国内外の紅茶に関心のある方を中心に、本活動への理解・協力を求めるために、SNSでの発信やオンラインでの交流会を行っています。紅茶農園の子どもたちへの教育支援の一環として、現地の人々と宇都宮大学の学生との相互的な活動により課外活動の活性化を図り、また農園の人々の教育への理解と将来の選択肢を考える機会の創出を目指しています。

写真提供:UU-TEA
茶園労働者の子どもたち(2021年12月)
写真提供:UU-TEA
スリランカの茶畑を紹介するオンラインツアー(2020年10月)

UU-TEAでは、2021年の国際紅茶の日に、スリランカの茶園で働く女性たちからメッセージを送ってもらいました。
スリランカの茶園では、主に女性たちが手でお茶を摘んでいます。
If You Had a Cup of Tea Today, Thank a Plucker, Thank a Woman.
今日、あなたが一杯の紅茶を飲んだなら、茶摘みをする人たち、そして女性たちに感謝してほしい。

写真提供:UU-TEA
国際紅茶の日 茶園労働者(2021年12月)

宇都宮とセイロンティー
総務省の「家計調査」において、”紅茶の消費量”で平成20年~22年に1世帯当たりの年間消費量全国第1位を獲得し、現在も全国で上位にランクインする宇都宮市。その紅茶の日本国内での流通量の7割を占めるのが、スリランカで生産される「セイロンティー」です。こんなところで宇都宮市とスリランカはつながっています。

原稿執筆・画像写真提供:UU-TEA

宇都宮大学 https://www.utsunomiya-u.ac.jp
UU-TEA
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https://www.facebook.com/uuteaproject/
Instagram
https://www.instagram.com/uu_tea_srilanka/

International Tea Day
国際紅茶の日
2004年にインドで開催された世界社会フォーラム(World Social Forum)は、アジアやアフリカの茶園労働者の労働環境や労働条件の理解促進および公正な取引きを目的として、12月15日をInternational Tea Dayに制定しました。翌年2005年にインドで第一回目のInternational Tea Dayを祝いました。紅茶農園が対象になるため、日本では「国際紅茶の日」と訳されています。
国際お茶の日
2015年にインド政府が、国連食糧農業機関 (Food and Agriculture Organization of the United Nations/FAO)に対し、「International Tea Day」を制定することを提案しました。2019年に国連で5月21日をInternational Tea Dayにすることが採択され、2020年5月21日に第一回目のInternational Tea Dayを迎えました。国連が定めたInternational Tea Dayの目的は、お茶の文化遺産、健康効果、経済的な重要性について理解を深め、お茶の持続可能な生産と消費の促進、飢餓や貧困撲滅への意識を高めることです。「茶畑からティーカップまで」持続可能なお茶の生産を行い、何世代にも渡り、人々、文化、環境に恩恵をもたらすことができるよう、働きかける日でもあります。
5月21日は「世界お茶の日」と呼ばれています。

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