本 & 映画
藤原緋沙子(著) 茶筅の旗
CHAMART
記事内に広告が含まれています。
茶筅の旗
藤原緋沙子(著)
新潮社 単行本 2017年出版/文庫本2021年出版
宇治の女御茶師・綸の半生を描いた時代小説です。古田織部や小堀遠州など歴史上の人物も登場します。
本書は、政治や戦に翻弄されながらも生き抜く道を探す人々の苦労を、お茶を生産する人々の立場で書かれています。
本書の末國善己氏の解説によると、著者は本書を書くために立命館大学史学科に社会人入学し、歴史を学び、入学から約20年後に本書は完成したそうです!
茶師:
江戸時代、抹茶の原料となる碾茶の生産家のことを、茶師と呼んでいました。公家や将軍家や天皇家に御用を勤める茶師は御茶師と呼ばれました。
現在は、手揉み製茶技術の指導者、機械製茶の荒茶や仕上げ加工において高度な技術を持つ人を茶師と呼びます。
*この記事は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。
参照:
高野實、谷本陽蔵、富田勲、中川致之、岩浅潔、寺本益英、山田新市 (2005) 緑茶の事典 改訂3版 柴田書店
日本茶業学会 茶の科学用語辞典(第3版)編集委員会 茶の科学用語辞典(第3版) 日本茶業学会
#本