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朝井まかて(著) グッドバイ
CHAMART
グッドバイ
朝井まかて著
朝日文庫 2022年出版
本書は江戸時代末期から明治にかけて、日本茶を海外に輸出した長崎の女性商人「大浦慶」(1828-1884)が主人公の歴史小説です。
菜種油を扱う長崎の大店・大浦屋を継いだ大浦慶は、店の火事など災難や困難に見舞われるも、大浦屋を立て直すために奔走します。成功と失敗を繰り返しながら、世界を相手に日本の茶葉を売り込み成功を収めます。
晩年、詐欺事件に巻き込まれたことで大浦屋は没落しますが、人生を諦めず、最後まで生き抜いた大浦慶。
女性の社会的地位が低かった幕末の時代に、大浦慶のような女性がいたことに驚きます。
なぜ本書のタイトルが「グッドバイ」なのか、ぜひご一読下さい。
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