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お茶の栽培と製造方法
煎茶の製造方法(日本)
製造工程:
1. 蒸熱(じょうねつ) → 2. 冷却・葉打→ 3. 粗揉(そじゅう) → 4. 揉捻(じゅうねん) → 5. 中揉(ちゅうじゅう) → 6. 精揉(せいじゅう) → 7. 乾燥→ 8.火入れ
刈り取り後、製茶工場へ持ち込まれた生葉は、計量や生葉評価を経て製茶工場内部へ搬入されます。
1. 生葉を蒸機で蒸す
蒸機:蒸気で生葉を蒸して酵素を不活性化します。蒸し機は、送帯式や胴回転式などがあります。
送帯式は、生葉をベルトコンベアで移送しながら蒸気を吹き付けて蒸します。胴回転式は、金網でできた回転するドラムの片方から生葉を送り込み、攪拌しながら蒸気で蒸します。
*蒸し時間:普通蒸しは約30〜50秒、深蒸しは約60〜120秒です。
2. 冷却・葉打ち
冷却機:蒸葉の過剰な水分を除去しながら冷却します。
葉打機:熱風を送り茶葉を攪拌しながら、適度に乾燥させ、色沢および香味を出します。
3. 粗揉
粗揉機:熱風を送りながら、揉み手と葉ざらいにより、茶葉を揉みながら乾燥させます。
*葉ざらい:フォークのような形状で粗揉機の主軸に取り付けられており、茶葉を攪拌します。
4. 揉捻
揉捻機:圧力をかけて茶葉を揉み込み、茶葉の水分を均等にします。
5. 中揉
中揉機:回転胴と揉み手により、茶葉を揉みながら成形し乾燥させます。
6. 精揉
精揉機:揉み盤と揉み手により、茶葉を伸直な形に成形し乾燥させます。
7. 乾燥
乾燥機:品質保全のために熱風乾燥で水分を除去します。
荒茶の完成
8. 火入れ
火入機:荒茶を加熱し十分に乾燥させ貯蔵性を高め、香味を引き出します。
*上記の工程以外にも、色彩選別機を使い、茶葉から茎や異物を除去する工程などもあります。
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