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TYPES OF TEA 世界中のお茶を紹介しています。 ※本サイトは、オンラインショップではありません。

その他 白茶 紅茶 緑茶 青茶(烏龍茶) 黄茶 黒茶

お茶の種類 六分類

お茶は、同じ葉から作り方によっていろいろなお茶になります。また、お茶は、緑茶、白茶、黄茶、青茶(烏龍茶)、紅茶、黒茶の6つに分類されます。
本サイトでは、CHAMARTが実際に飲んだお茶を紹介します。各記事は、執筆者の個人的な経験や感じたことなども表現されており、記事内のお茶の全てを表すものではありません。

緑茶(不発酵茶):
発酵度0%
蒸し製と釜炒り製の緑茶があります。日本では主に蒸し製緑茶が作られています。中国、韓国、ベトナムなどでは、釜炒り製の緑茶が多く作られています。中国の緑茶では龍井茶が有名です。日本の煎茶、抹茶、玉露、ほうじ茶は緑茶に分類されます。
基本的な製造方法:殺青・蒸熱 → 揉捻 → 乾燥

白茶(微発酵茶):
発酵度5〜10%
中国の白毫銀針が有名です。現在は、インドなど中国以外でも白茶が作られています。
製造方法:萎凋 → 乾燥

黄茶(弱発酵茶):
発酵度5〜10%
黄茶には悶黄(もんおう)という工程があります。悶黄は、加熱(殺青)しまだ温かい茶葉を紙などで包み、湿った木桶など高温多湿のところに置きます。
中国安徽省の霍山黄芽(かくざんこうが) 、四川省の蒙頂黄芽(もうちょうこうが)、湖南省の君山銀針(くんさんぎんしん)が有名です。
基本的な製造方法:殺青 → 揉捻 → 悶黄 → 乾燥
*悶黄の中国語:焖黄(menhuang)

青茶 (烏龍茶) (半発酵茶):
発酵度10〜80%
発酵度は約10から80%と幅が広いです。中国と台湾で多く作られています。中国の安渓鉄観音、武夷岩茶、鳳凰単欉、台湾の文山包種茶、凍頂烏龍茶、高山烏龍茶などが有名です。
基本的な製造方法:萎凋 → 殺青 → 揉捻 → 乾燥

紅茶 (完全発酵茶):
発酵度100%
紅茶は中国安徽省の祁門紅茶、インドダージリンの紅茶、スリランカウバの紅茶が世界三大紅茶です。
基本的な製造方法:萎凋 → 揉捻 → 発酵 → 乾燥

黒茶 (後発酵茶):
発酵度80〜100%
中国雲南省のプーアル茶が有名です。日本でも黒茶が作られています。愛媛県の石鎚黒茶、徳島県の阿波晩茶、高知県の碁石茶、富山県のバタバタ茶があります。タイのミアンやミャンマーのラペソーなど食べる黒茶もあります。
基本的な製造方法:殺青・蒸熱 → 揉捻 → 渥堆(あくたい)  → 乾燥

その他:
フレーバーティー:フレーバーティーは、茶葉に花の香りを付けたものです。中国のジャスミン(茉莉花)茶、ベトナムの蓮茶などさまざまなフレーバーティーがあります。

ハノイにあるHien Min Tea Houseの蓮茶(Special Dried Lotus Tea Flower)(2020年1月)

工芸茶:千日紅や菊などの花と茶葉を糸で縛りさまざまな形にしたお茶です。お湯の中に工芸茶を入れると、花が開きその美しさを楽しめます。工芸茶は、中国の福建省や安徽省などで作られています。

工芸茶 双龍劇珠(2018年12月)

参照:
日本中国茶普及協会(2015) よくわかる中国茶の本(第3版) 日本中国茶普及協会
日本中国茶普及協会 http://china-t.org
工藤佳治主編者(2007) 中国茶事典(初版) 勉誠出版

*本サイトでは、CHAMARTが実際に飲んだお茶を紹介しています。各記事は、執筆者の個人的な経験や感じたことなども表現されており、記事内のお茶の全てを表すものではありません。