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福州茉莉花茶(中国)
フレーバーティー
福州茉莉花茶(Fu zhou mo li hua cha) ジャスミン茶:世界にジャスミンの花は300種類以上あると言われています。その一つの茉莉花の香りを、緑茶や白茶などの茶葉に吸着させたのが茉莉花茶です。ジャスミン茶とも呼ばれています。
産地:中国福建省福州市
茶葉の形状・色:丸まった茶葉や細長い茶葉などがあります。
水色:淡いオレンジ色や淡い黄色
風味・香りなど:香りを吸着させる茶葉の種類によって味は変わりますが、いずれもジャスミンの香りがし、すっきりした味わいです。
歴史:
世界農業遺産「福州のジャスミン・茶栽培システム 」
ジャスミンの栽培にはきれいな水が必要です。福州では主に湿地帯や川辺にジャスミンが栽培されています。ジャスミンが栽培されている湿地帯には多種多様な生物が生息しており、動物や渡り鳥などの自然の餌場になっています。
茶畑は山の斜面にあり、お茶の木が栽培されていることで土壌の浸食や山崩れを防ぎます。また、ジャスミン茶の生産は主要産業の一つで、地域経済に貢献しています。こうしたことから、福州市のジャスミン・茶栽培システムは、国際連合世界食料機構(FA))により2014年に世界農業遺産(GIAHS: Globally Important Agricultural Heritage Systems)に認定されました。
福州市の三坊七巷に福州茉莉花茶文化館があります。昔の茉莉花茶の製茶器具などが展示されています。
サイト内関連記事「世界のお茶 中国」「世界農業遺産 福州のジャスミン・茶栽培システム(中国)」
参照:
工藤佳治、兪向紅 著 中国茶図鑑(2017) 第6版発行 文春新書
工藤佳治主編者(2007) 中国茶事典(初版) 勉誠出版
*本サイトでは、CHAMARTが実際に飲んだお茶を紹介しています。各記事は、執筆者の個人的な経験や感じたことなども表現されており、記事内のお茶の全てを表すものではありません。