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玉露茶園のお茶摘み

玉露茶園は、新葉の摘み取り前の約3週間、寒冷紗と呼ばれる黒色の被覆材、稲わらで編んだ菰(こも)や葦(よし)で編んだよしずで茶園全体を覆います。菰やよしずを使っている玉露茶園は、年々少なくなっています。
茶園を被覆材で覆い日光を遮断することで、茶葉の苦味成分であるカテキン類の増加が抑えられ、うま味成分のアミノ酸が多くなります。玉露は手摘みしたやわらかい新葉のみを使い製茶します。
玉露の茶殻もとてもやわらかので、サラダなどに使えます。
日本三大玉露の産地は「京都宇治、福岡八女、静岡岡部」です。

撮影日・撮影地:2023年5月9日 静岡県藤枝市 宮崎園

宮崎園
宮崎園は、静岡県藤枝市にある玉露をお米を栽培する家族経営の農家です。宮崎園では、お米を収穫した後に残る稲わらをすいて編み、菰を作っています。
自然仕立てで栽培したお茶の茎の部分を片手で持ち、利き手で茎をしごくようにして新芽を摘み取ります。お茶摘みは、家族だけでなく、近所の女性たちもお茶摘みをします。女性たちはお茶摘みさんと呼ばれ、中には茶摘み歴60年以上という85歳の女性もいます。