お茶農家&お茶のお店
カルマケトル Karma Kettle (インド コルカタ)
CHAMART
カルマの思想を実践
Karma Kettle Teasは、2015年に設立し西ベンガル州の州都・コルカタに拠点にお茶関連の事業を実施しています。
「宇宙との一体感、世界・社会に対し最善を尽すという考え、一人ひとりの善行の無限の可能性」といったインドの「Karma カルマ」の思想を事業に取り入れています。
持続可能な茶業を目指す
Karma Kettle Teasは、ダージリン、アッサム、シッキムなどインド各地の茶園から紅茶、緑茶、烏龍茶、白茶などの茶葉を仕入れ販売しています。Karma Kettle Teas認定のマスターブレンダーとティーテイスターらが、仕入れた茶葉にサフランやラベンダーなどのスパイスやハーブをブレンドし、フレーバーティーも製造・販売しています。人工的な香料や添加物は使用していません。
2020年以降は、持続可能な仕入れ、製造、パッケージを目指し、プラスチック製から生分解性のティーバッグを使用しています。
ティールーム
Karma Kettle Teasのティールーム兼ショップは、コルカタの住宅街にあります。店内は、ポップでカジュアルな雰囲気です。
店内にはお茶に関する格言がいくつか掲示されており、一つずつ読むのも楽しいです。
Tea is drunk to forget the din of the world. T’ien Yi-Heng
お茶を飲めば世界の喧騒を忘れる
Water is the mother of tea, a teapot its father and fire the teacher. Chinese Proverb
中国の格言 水はお茶の母、ティーポットは父、そして火は師である。
ハイティー
店内では、お茶、コーヒー、ハイティーをいただくことができます。
ハイティーは英国式とインド式などがあります。英国式はスコーン、きゅうりのサンドイッチやタルトなど、インド式はインドの野菜の天ぷらパコラ(Pakora)などのインドのスナックのハイティーです。
ティーショップ
ティーショップの棚には、色鮮やかなパッケージのお茶がたくさん並べられており、パッケージのデザインでお茶を選びたくなります。
ティーポットとケトルの形のランプシェードがとてもおしゃれ!
数種類のお茶のサンプル品が展示されており、購入前に試飲ができます。
インドのスパイスを使ったブレンドティーは、パンチが効いており日本ではなかなか出会えない風味のお茶です。バニラ風味の抹茶も販売していました。
THE IVY HOUSE
Karma Kettle Teasのティールームの隣接する建物はゲストハウス「THE IVY HOUSE」です。ゲストハウスの写真撮影はNGでしたが、見学させてもらうことができました。
木製の天蓋付きのベッドがあり、次回のコルカタ滞在時はぜひ宿泊してみたいと思いました。
店名:Karma Kettle Tearoom & Store
住所:4 Swinhoe Street, Kolkata, India
営業日・時間:Tuesday to Sunday
Instagram:https://www.instagram.com/karmakettletearoom/
オンラインショップ:https://www.karmakettle.com/
*筆者は、コルカタのホテルからUber Taxiを使い、Karma Kettle Tearoomへ行きました。
*CHAMARTとご縁があったお店を紹介しています。本サイトでご紹介した情報が変わっている場合や、臨時定休日もあります。そのため、お店を訪問される際は、営業日・時間、アクセス等の詳しい情報について、お店のサイトをご確認下さい。
サイト内関連記事「世界のお茶 インド」
CHAMART注1:
「Tea is drunk to forget the din of the world」の作者T’ien Yi-Hengは中国の詩人・田藝衡 (Tian Yiheng 田艺蘅)ではないかと思います。
CHAMART注2:
アフタヌーンティーとハイティーは、どちらもイギリスで始まった習慣です。アフタヌーンティーは紅茶と一緒にいただくお菓子や軽食で、ハイティーは仕事が終わった後に紅茶を飲みながらいただく夕食を意味します。現在は、世界各地のホテルやティールームなどでアフタヌーンティーやハイティーをいただくことができますが、国によって呼び方うだけで、内容はあまり変わらないような気がします。
サイト内参照記事「世界のお茶 イギリス」