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産地:世羅町、東広島市
銘柄:世羅茶、白市紅茶
お茶の種類:煎茶(普通蒸し)、ほうじ茶、烏龍茶、フレーバーティーなど
広島県では江戸時代からお茶が栽培されており、また大正から昭和にかけて農村の不況対策として、お茶の栽培が推奨されました。その後お茶の栽培は衰退しましたが、世羅町や東広島市で再びお茶が栽培され作られるようになりました。
世羅茶
世羅町では昭和の初期からお茶の栽培が始まり、最盛期には関東方面に茶を出荷していました。しかし、平成(1989年)になり茶農家の高齢化などの理由で茶業は衰退していきました。2012年に5名のメンバーが世羅茶再生部会を結成し耕作放棄地でお茶の栽培を始め、2016年にはTEA FACTORY GENがお茶の栽培を始めました。
世羅茶再生部会
世羅茶再生部会は、処分に困っていた牡蠣の殻や、瀬戸内海で増えた海藻を細かくしたもの、世羅町内の養鶏場や養牛場の鶏糞や牛糞を肥料として使っています。
世羅茶再生部会は煎茶(普通蒸し)、かぶせ茶、玄米茶、紅茶、フレーバーティー、番茶などのお茶を作っています。世羅茶再生部会のお茶は、道の駅世羅などで販売しています。
世羅茶Shop&Cafe Anne’s Kitchenでは、世羅茶や地元の野菜などを販売し、また世羅茶を使ったスイーツや料理を提供しています。
世羅茶が飲めるカフェ
雪月風花福智院カフェは、今高野山の参道にある宿坊「福智院」を修復した趣きのあるカフェです。今高野山龍華寺は、弘法大師が開いたと言われており、福智院は宿坊として使われていました。
カフェでは、主に地元の食材を使ったメニューを提供しています。世羅町で作られたTEA FACTORY GENのお茶がいただけます。TEA FACTORY GENのお茶は、広島の在来種を無肥料・無農薬で自然栽培し作っています。カフェでは、煎茶、和紅茶、ほうじ茶を使った豆乳ラテ、お茶パフェなどがいただけ、茶葉は購入することもできます。
白市紅茶
東広島市高屋町白市など旧賀茂郡は江戸時代後期からお茶を栽培していました。その後、茶業は衰退し、戦後一時茶業は復活しましたが茶業は再び衰退しました。それでも細々とお茶は栽培され緑茶が作られていました。2014年に町おこしの一環として市民のボランティアによって紅茶が作られるようになりました。3年後には、事業として紅茶作りをするために、御屋敷紅茶工房を立ち上げました。御屋敷紅茶工房では、農薬と化学肥料を使わずお茶を栽培しています。
広島アールグレイ
御屋敷紅茶工房では、3種類の紅茶を作り販売しています。どの紅茶も手摘みの茶葉を手揉みで作ため少量生産です。
5月中旬に一芯一葉を摘み取って作るファーストフラッシュ、7月中旬に一芯二葉を摘み取って作セカンドフラッシュを作ります。
9月中旬に摘み取った茶葉は、尾道市瀬戸田町産のベルガモットをブレンドしたアールグレイを作っています。このベルガモットは、せとだセーフティーフルーツが化学肥料・化学合成農薬や除草剤を使わずを栽培しています。
ベルガモットは、柑橘類の中でも特に香り高く、さわやかで甘い香りがします。
サイト内関連記事「日本のお茶の生産状況」
お茶関連施設:
世羅茶生産部会 https://www.seracha.jp
世羅茶Shop&Cafe Anne’s Kitchen
https://www.seracha.jp/annes.html
TEA STAND GEN https://tea-factory-gen.com
道の駅世羅 https://seranan.jp/road-side-station/
雪月風花 福智院 https://traditional-teahouse-34.business.site
お茶のゆるキャラ:
参照:
松下智 (平成3年) 日本名茶紀行 (初版) 雄山閣出版
世羅茶生産部会 https://www.seracha.jp
TEA FACTORY GEN https://shop.tea-factory-gen.com
道の駅世羅 http://seranan.jp/road-side-station/
雪月風花 福智院カフェ https://traditional-teahouse-34.business.site
御屋敷紅茶工房・白市紅茶
https://peraichi.com/landing_pages/view/shiraichikoucha/
しまなみレモン せとだセーフティーフルーツ
https://shimanami-lemon.com
#世羅茶 #世羅茶生産部会 #TEASTANDGEN #CafeFukuchiin #広島のお茶
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