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関西エリア 兵庫県

産地:丹波市、丹波篠山市、神河町、三田市、朝来(あさご)市、加東市、朝来市生野町、豊岡市
銘柄:丹波茶、丹波篠山茶、仙霊茶、母子茶、朝来みどり、播磨やしろ茶、生野紅茶、伊津師乙女茶
お茶の種類:煎茶(普通蒸し)、ほうじ茶、紅茶、フレーバーティーなど

兵庫県のお茶は歴史が古く、平安時代初期に編纂された勅撰史書「日本後紀」には「弘仁6年(815年)に嵯峨天皇が、畿内および近江、丹波、播磨などの国にお茶を栽培させ、毎年献上させることにした」と記載されています。
勅撰史書は、天皇・上皇の命によって編纂された歴史書です。

丹波茶・丹波篠山茶
丹波市と丹波篠山市からなる丹波地方で作られるお茶は丹波茶や丹波篠山茶と呼ばれています。丹波地方は標高100から250メートルの中山間地で、昼夜の寒暖差が大きく霧が発生し、お茶栽培に適した土地です。主に普通蒸し煎茶を作っています。

丹波篠山市の茶畑(2019年6月)

大国寺と丹波茶まつり
毎年6月に丹波篠山市で大国寺と丹波茶まつりが開催されています。大国寺と丹波茶まつりでは、丹波茶壷道中、お茶席や茶摘み、手揉み体験などさまざまなイベントが実施されます。(2020年と2021年はコロナウィルス感染拡大のため中止になりました。)

大国寺と丹波茶まつり(2019年6月)
大国寺と丹波茶まつり 丹波茶(2019年6月)
2019年6月大国寺と丹波茶まつり、大国寺の茶供養

仙霊茶
神崎郡神河町の自然豊かな山間地では仙霊茶というお茶が作られています。神河町の山間地は清流に恵まれ山霧が発生し、お茶の栽培に適しています。仙霊茶は300年の歴史があり、仙霊という名前は京都の宝鏡寺から賜ったと伝えられています。

写真提供:(株)仙霊

お茶農家の高齢化と後継者不足で神河町の茶業は一時危ぶまれました。しかし神河町に移住した新規就農者が2018年に茶業を継承し、株式会社仙霊を立ち上げました。
仙霊では、リーフや粉末の煎茶、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶、白茶、そして多彩なフレーバーティーを製造しています。煎茶は、お茶本来のうま味とほどよい苦味が調和したすっきりした味わいです。
バラの花びらを添えた煎茶、兵庫県産いちごをブレンドした紅茶、5種のスパイス香るほうじ茶チャイ、お茶の花入りの煎茶、茶園の周囲の山に自生するクロモジを加えた、やさしいミントティー風味のほうじ茶。いずれも自然の恵みを活かしています。

仙霊 黒文字ほうじ茶(2026年1月)

仙霊の茶園と製茶工場では、数ヶ月に一度マルシェを開催しています。 会場には地元の方々も出店し、手作りパンやケーキをはじめ、仙霊茶を贅沢に使った台湾デザートやかき氷、温かみのある手工芸品などがずらり。 また夏には、子ども向けの自然体験、椅子やクリスマスリース作りといったワークショップも行われています。
茶園カフェは、全席が屋外のオープンテラスです。事務所で飲み物や食べ物(軽食とお菓子)を注文し、大自然に抱かれた茶園の好きな場所でのんびりお茶を楽しむことができます。春は輝くような新芽と桜、夏は小川に足を浸して涼む川床、秋は紅葉とススキ、そして冬は雪景色。四季折々に表情を変える茶園の姿を楽しめます。

写真提供:株式会社仙霊


母子(もうし)茶
三田(さんだ)市標高500メートルの山間地の母子地区は母子茶が栽培されています。母子地区は昼夜の寒暖差が大きく霧が多い地域です。昼夜の寒暖差と霧が香り高いコクのあるお茶を作ります。

サイト内関連記事「日本のお茶の生産状況」「仙霊茶 SENREI HARIMA KAMIKAWA

お茶関連施設・イベント:大国寺と丹波茶まつり

お茶のご当地キャラクター:ちゃちゃん(丹波篠山茶応援キャラクター)

焼き物:丹波焼、出石(いずし)焼

参照:
松下智 (平成3年) 日本名茶紀行 (初版) 雄山閣出版
森田悌(2018) 日本後紀(中)全現代語訳 第8刷 講談社学術文庫 p.370
高野實・谷本陽蔵・富田勲・中川致之・岩浅潔・寺本益英・山田新市 (2005) 緑茶の事典 (改訂3版) 柴田書店
丹波篠山市茶の里会館のパネル「丹波茶の歴史」
丹波篠山市 丹波茶 https://edamame.sasayama.jp/cya.html
株式会社仙霊 https://www.senrei-tea.com

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