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茶産地:境町、常総市、八千代町、坂東市、古河市、大子町、城里町など
銘柄:さしま茶、奥久慈茶、古内(ふるうち)茶
お茶の種類:煎茶(普通蒸し、深蒸し)、茎茶、紅茶、ほうじ茶、玄米茶、玉露、番茶、粉茶、茶の種子緑茶(野口熊太郎茶園)など
茨城三大銘茶
茨城県のお茶栽培は400年以上の歴史があり、「猿島(さしま)茶」「奥久慈(おくくじ)茶」「古内(ふるうち)茶」は茨城県の三大銘茶です。茶葉は肉厚で、煎茶にすると香りがとても豊かでコクがあり、程よい苦味と渋味があります。煎茶は普通蒸しも深蒸しもあり、また紅茶なども作っています。
さしま茶
さしま茶は、茨城県の西武地域のさしま地方で栽培されるお茶です。さしま茶の煎茶は普通蒸しも深蒸もあり、どちらも香り豊かでコクがあります。1853年にアメリカのペリーが4隻の軍艦を率いて浦賀に来航したことで、地元の豪農・中山元成は、海外市場に注目しました。これがきっかけとなり、さしま茶は1859年に日本茶として初めてアメリカに輸出されました。
猿島郡境町にある野口熊太郎茶園では、さしま茶やさしま茶を使ったスイーツや調味料、お茶の種と茶葉を粉末にした「種子(たね)茶」などを販売しています。
みちの駅さかいでは、さしま茶エール(さしま茶を使った地ビール)、さしま茶と葉酸を組み合わせたサプリなど、さしま茶を使った商品を販売しています。
奥久慈茶
室町時代末期頃に僧侶が京都の宇治より茶の実を持ち帰り栽培し始めたのが奥久慈茶の起源ではないかと言われています。奥久慈茶のお茶農家の方は、奥久慈茶は「番が効く」と表現します。「番が効く」は「煎が効く」と同じ意味で、コクがあり1杯の茶葉で何煎淹れても、味がしっかり出るという意味です。
奥久慈では毎年秋に奥久慈の茶農家や施設で、奥久慈茶と地元のお菓子がいただける、奥久慈茶カフェ巡りを開催しています (コロナ感染の影響により2020年は中止になりました)。
奥久慈茶の里公園の園内には茶畑、茶室、物産展、レストランがあります。茶室では抹茶や煎茶がいただけます。茨城県太子町と栃木県大田原市の県境には、お茶の花が描かれた茶の里トンネルがあります。
古内茶
水戸黄門で知られる徳川光圀公は、香り豊かな古内茶を愛し「初音」と名付けました。
2019年には、古内地域のお茶農家や古民家の庭先を開放し、古内茶とお茶請けがいただける「古内茶カフェ」が開催されました。
本記事で紹介しているお店や施設を訪問される場合は、事前にお店や施設のサイト等で営業時間をご確認ください。またイベント等についてもそのイベントのサイト等で実施状況をご確認下さい。コロナ感染拡大の影響により予約が必要な場合や休業、中止している場合があります。
サイト内関連記事「日本のお茶の生産状況」
お茶関連施設:
野口熊太郎茶園 https://www.greentea.co.jp
みちの駅さかい https://www.sakaimachi.co.jp/michinoeki/
高見園 https://www.facebook.com/takamicafe
大子町 奥久慈茶の里公園 https://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/page000021.html
お茶のゆるキャラ:
焼き物:笠間焼
参照:
松下智 (平成3年) 日本名茶紀行 (初版) 雄山閣出版
高野實、谷本陽蔵、富田勲、中川致之、岩浅潔、寺元益英、山田新市 執筆 (社)日本茶業中央会監修 (2005) 緑茶の事典 改定3版 柴田書店
さしま茶協会 http://sashima-cha.jp
大子町 奥久慈茶の里公園 http://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/page000021.html
城里町商工会 古内茶 https://www.shirosato.biz/sp_furuuchicha/
#さしま茶 #猿島茶 #奥久慈茶 #古内茶
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