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産地:甲賀市信楽町と土山町、蒲生郡日野町、長浜市
銘柄:近江茶、朝宮茶、土山茶、日野北山茶、こだかみ茶
お茶の種類:煎茶(主に普通蒸し)、碾茶、抹茶、玉露、玄米茶、ほうじ茶、茎茶、粉茶、粉末茶、番茶、紅茶など
日本最古の茶園
大津市の日吉大社の近くには、遣唐使として唐に渡った伝教大師最澄 (767-822)が805年に帰国し、持ち帰った茶の実を植えたと言われる日吉茶園があります。最澄は、帰国後、比叡山延暦寺を建立し天台宗を開きました。
平安時代初期に編纂された勅撰史書「日本後紀」には、「弘仁6年(815年)に大僧都永忠(743-816)が、梵釈寺で茶を煎じて嵯峨天皇に給仕した」と記載されています。永忠は、最澄と同じように唐で仏教を学び、805年に最澄と共に帰国しました。帰国後、永忠は、梵釈寺の住持になります。梵釈寺は現在の大津市滋賀里町にあったと考えられています。
勅撰史書は、天皇・上皇の命によって編纂された歴史書です。
近江茶
滋賀県のお茶は総称し近江茶と呼ばれ歴史のあるお茶です。東近江市の政所(まんどころ)茶、甲賀市の朝宮茶や土山茶、日野町の北山茶などがあります。
朝宮茶
朝宮茶は甲賀市信楽町の標高400メートルの高地で作られます。信楽町は寒暖の差が大きく霧が多く発生するためお茶の栽培に適しており、朝宮茶は香りが良いことで有名です。
あさみや茶スイーツ
山本園のWITH TEAでは朝宮茶を使った和菓子や洋菓子を販売しており、カフェスペースでは朝宮茶を使ったスイーツや飲み物をいただくことができます。
信楽焼
甲賀市信楽町はタヌキの置物で有名な信楽焼の産地です。甲賀市は、お茶、信楽焼、忍者屋敷、ミホミュージアムなどいろいろな楽しみ方ができます。
サイト内関連記事「日本のお茶の生産状況」
お茶関連施設:
滋賀県観光情報 日吉茶園
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/23027
山本園 https://www.yamamotoen.co.jp
喫茶 WITH TEA
https://www.yamamotoen.co.jp/tearoom/
かたぎ古香園 http://www.katagikoukaen.com
参照:
松下智 (平成3年) 日本名茶紀行 (初版) 雄山閣出版
高野實・谷本陽蔵・富田勲・中川致之・岩浅潔・寺本益英・山田新市 (2005) 緑茶の事典 (改訂3版) 柴田書店
大森正司、阿南豊正、伊勢村護、加藤みゆき、滝口明子、中村羊一郎編(2017) 茶の事典 初版第一刷 朝倉書店
森田悌(2018) 日本後紀(中)全現代語訳 第8刷 講談社学術文庫 p.368
お茶のゆるキャラ:
焼き物:信楽焼、下田焼、膳所焼、湖東焼
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