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TYPES OF TEA 世界中のお茶を紹介しています。 ※本サイトは、オンラインショップではありません。

緑茶

日本

煎茶 (普通蒸し)(日本)

お茶は、緑茶、白茶、黄茶、青茶(烏龍茶)、紅茶、黒茶の6つに分類されます。本サイトでは、CHAMARTが出会ったさまざまなお茶を紹介しています。
このお茶の販売はしていません。

緑茶
不発酵茶
煎茶 (普通蒸し):もともと煎茶は煎じたお茶を意味していました。現在の茶種の分類では、露天で栽培された茶葉を蒸し製で、製茶工程に精揉機を使って製茶したお茶のことです。蒸し時間が約30〜50秒の場合は、普通蒸しと呼ばれ(最近は浅蒸しと呼ばれることもあります)、約60〜120秒は深蒸しと呼ばれています。
蒸し時間:約30〜50秒

産地:日本各地の茶産地
風味・香りなど:ほのかな苦味、そしてうま味あり。産地により煎茶の風味・香りはさまざまです。うま味の強い茶葉は磯のような香りがします。
歴史:
蒸し製緑茶の製法は、1738年に山城国湯屋谷村(現:京都府宇治田原郡)の篤農家永谷宗円(1681 – 1778)が開発しました。この製法は、青製煎茶製法と呼ばれ、摘み取ったお茶の新芽を蒸して冷却し、ほい炉の上で手で揉み乾燥させます。これにより出来上がりのお茶の外観が、青味がかった緑色になりました。それまでの茶葉の色が黒みがかった煮製日干し茶は、黒製と呼ばれるようになりました。青製煎茶製法の開発は画期的なことでした。

京都府綴喜郡宇治田原町にある永谷宗円生家(2018年10月)

宗圓さんの里づくり会 煎茶宗圓(2020年8月)

CHAMARTのおすすめの飲み方:
煎茶にミントやドライフルーツを入れお好みで砂糖やハチミツを入れます。冷たくしても温かくしてもどちらもおすすめです。

ドライフルーツやミントを入れた有機栽培の煎茶

有機栽培の煎茶の茶殻を使ったピザ、パウンドケーキとアイスクリーム

参照:
日本茶業学会 茶の科学用語辞典(第3版)編集委員会(2021) 茶の科学用語辞典(第3版) 日本茶業学会
社団法人農山漁村文化協会編(2008) 茶大百科I歴史・文化/品質・機能性/品種/製茶 第一刷 社団法人農山漁村文化協会編
大森正司、阿南豊正、伊勢村護、加藤みゆき、滝口明子、中村羊一郎編(2017) 茶の事典 初版第一刷 朝倉書店
高野實、谷本陽蔵、富田勲、中川致之、岩浅潔、寺元益英、山田新市 執筆 (社)日本茶業中央会監修 (2005) 緑茶の事典 改定3版 柴田書店
永谷宗円生家 https://ujitawara-kyoto.com/sightseeing/scenery/nagatanisouenseika/

*本サイトでは、CHAMARTが実際に飲んだお茶を紹介しています。各記事は、執筆者の個人的な経験や感じたことなども表現されており、記事内のお茶の全てを表すものではありません。