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緑茶
日本
秋冬番茶(日本)
お茶は、緑茶、白茶、黄茶、青茶(烏龍茶)、紅茶、黒茶の6つに分類されます。本サイトでは、CHAMARTが出会ったさまざまなお茶を紹介しています。
緑茶
不発酵茶
秋冬番茶
秋から初冬にかけて、樹形を整えるための刈り採った茶葉で製茶したお茶。
現在、秋冬番茶はペットボトルのお茶の原料として使われることが多いです。
産地:日本各地の茶産地
茶葉の形状・色:全体的に葉が大きく茎も含まれています。全体的に黒味がかった深緑色。
水色 (すいしょく):茶色がかった黄色
風味・香りなど:煎茶と比べ、香りやうま味は少ないものの、あっさりしていて、たくさん飲んでもあまり胃への負担がありません。
淹れ方:熱湯でさっと淹れます。
歴史:番茶の語源は諸説あり、明確なことはわかっていません。昔から、日本各地には自家用、またはある特定の地域だけで作られているお茶があり、番(晩)茶と呼ばれています。
一番茶や二番茶の新芽ではない、晩く採った「硬葉」や「古葉」で作る、庶民のお茶を「番茶」「晩茶」と呼ぶようになったとも言われています。また、一般的には、番茶は品質が悪いお茶と認識がされています。しかし、岡山県の美作番茶、徳島県の阿波晩茶、京都の京番茶などは、作り方も味もそれぞれ違う個性的なお茶です。
参照:
中村羊一郎(1998) 番茶と日本人 第一刷 吉川弘文館
高野實、谷本陽蔵、富田勲、中川致之、岩浅潔、寺元益英、山田新市 執筆 (社)日本茶業中央会監修 (2005) 緑茶の事典 改定3版 柴田書店
社団法人静岡茶業会議所編(昭和63年) 新茶業全集 8版 社団法人静岡茶業会議所 三協印刷
大森正司、阿南豊正、伊勢村護、加藤みゆき、滝口明子、中村羊一郎編(2017) 茶の事典 初版第一刷 朝倉書店
日本茶業学会 茶の科学用語辞典(第3版)編集委員会(2021) 茶の科学用語辞典(第3版) 日本茶業学会
*本サイトでは、CHAMARTが実際に飲んだお茶を紹介しています。各記事は、執筆者の個人的な経験や感じたことなども表現されており、記事内のお茶の全てを表すものではありません。