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原稿執筆・写真提供(T2とNerada Tea除く):オーストラリアパース在住 寛子(Tomoko)
茶産地:クイーンズランド(Queensland)、ニューサウスウェールズ(New South Wales)、西オーストラリア(Western Australia)、ビクトリア(Victoria)、タスマニア(Tasmania)
お茶の種類:紅茶、緑茶、フレーバーティーなど
多文化と多様なお茶文化
原住民と多くの移民で成り立つオーストラリアは、まさに多文化国家です。食文化とお茶文化も多様です。都市部にはおしゃれなティーショップがいくつもあり、日本、中国、インド、スリランカなど世界中のお茶を購入することができます。スーパーにはオーストラリア産紅茶やフレーバーティー、日本の大手メーカーの緑茶、中国茶などお手頃な価格のお茶がたくさん売られています。中華レストランで飲茶と一緒に美味しい中国茶がいただけるなど、オーストラリアでは多種多様なお茶を楽しむことができます。
日本の抹茶は人気があり、ティーショップには、冷たい甘い抹茶ゆずドリンクや抹茶ラテを飲むことができます。抹茶ゆずは、抹茶の香りとゆずのさわやかな香りを同時に味わうことができさっぱりしていて暑い夏にぴったりの飲み物で、クリームをトッピングすることもできます。
多種多様なバブルティー
日本でも流行ったタピオカティーは、オーストラリアではバブルティーと呼ばれ若い人たちの間で大変人気があります。バブルティーは緑茶、玄米茶、ほうじ茶、烏龍茶、紅茶、ジャスミン茶、フルーツティーなどが選べ、トッピングはゼリー、寒天、小豆など多種多様です。また、お茶の温度は「Warm(温かい)、Hot(熱い)、Cold(冷たい)」、氷の量は「Regular ice(通常の量)、Less ice(氷少なめ)、No Ice (氷なし)」、甘さは5段階「Regular(全糖100%)、Less(少糖75%)、Half(半糖50%)、Lite(微糖25%)、No Sweetner(無糖0%)に、分かれています。
さまざまなお茶と一人ひとりの好みの違いを尊重してくれるティースタンドは、まるでオーストラリア社会のようです。
おススメはタピオカ入りほうじミルクティーや小豆入り玄米ミルクティーです。タピオカ入りミルクほうじ茶はやさしい味で、甘い玄米茶はほっこりした味わいです。
オーストラリア産紅茶
意外に知られていませんが、実はオーストラリアではお茶を栽培しています。オーストラリアの企業だけでなく、日本の大手茶製品・飲料メーカーの自社茶園もあります。
オーストラリアの茶製品メーカーNerada tea(ネラダティー)やDraintree Tea(ドレインツリーティー)などが、自社茶園で栽培したお茶で紅茶を作っています。ネラダティーは歴史のある会社で19世紀後半にクイーンズランドでお茶の栽培を始めました。
おしゃれなティーショップT2
T2はオーストラリアメルボルン発のおしゃれなティーショップです。T2は紅茶、緑茶、抹茶、フルーツティー、ハーブティーなど世界中のお茶や色鮮やかでおしゃれな茶器などを販売しています。おしゃれなパッケージのT2のお茶はプレゼントにぴったりです。
「オーストラリアの喫茶の現状」原稿執筆・写真提供(T2とNerada Tea除く):パース在住 寛子(Tomoko)
参照:
Teaessential https://teassential.com.au
Nerada Tea https://neradatea.com.au
T2 https://www.t2tea.com
サイト内関連記事「世界のお茶の生産状況」「年間一人当たりのお茶の消費量」
参照:
大森正司、阿南豊正、伊勢村護、加藤みゆき、滝口明子、中村羊一郎編(2017) 茶の事典 初版第一刷 朝倉書店
#オーストラリア #オーストラリアのお茶 #T2
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