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茶産地:Mulanje (ムランジエ)、Thyolo (チョロ)など注1
お茶の種類:紅茶、緑茶、白茶、烏龍茶など
マラウィ共和国はアフリカ東部のマラウィ湖西岸沿いに南北に広がる細長い国です。首都リロングウェの標高は約1,000メートルあります。マラウィ南部の国内で一番高いムランジェ山の麓に茶園が広がっています。
お茶はマラウィの主要輸出品です。
マラウィのお茶の歴史
1878年に、スコットランドのエジンバラにあるロイヤルボタニックガーデン(王立植物園)からお茶の苗木が持ち込まれ植えられました。それが、マラウィのお茶の栽培の始まりです。その後ムランジエとチョロにプランテーションによるお茶の栽培が始まりました。アフリカでは、マラウィで最初に、お茶の木のクローン栽培(挿木栽培)が行われました。
LTP(Lawire Tea Processer)製法
マラウィでは、CTC製法だけでなくLPT製法でも紅茶が作られています。LTPは、Lawire Tea Processer・破砕式連続揉捻機のことです。揉捻機のシャフトに、葉を打ち叩くヘラと打ち叩いた葉を切断するナイフをセットし、連続的に茶葉を細かく切断します。
PS (Pekoe Souchong ペコ・スーチョン):形状が太くてずんぐりしている形状の茶葉。
CTC製法:Crush つぶす、Tear ひき裂く、Curl 丸める
サイト内関連記事「世界のお茶の生産状況」「2016年一人当たりのお茶の消費量」「お茶の種類マラウィ 紅茶LTP PF」
参照:
Kevin Gascoyne, Francois Marchand, Francois Marchand, Hugo Americi (2014 Second Edition), Tea: History, Terroirs, Varieties, New York, Firefly Books Ltd.
Jane Pettigrew & Bruce Richardson (2005), The New Tea Companion, London, BENJAMINE PRESS
荒木安正、松田昌夫著(2002) 紅茶の事典 初版 柴田書店
大森正司、阿南豊正、伊勢村護、加藤みゆき、滝口明子、中村羊一郎編(2017) 茶の事典 初版第一刷 朝倉書店
日本国外務省 マラウイ共和国
https://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malawi/index.html
世界の医療事情 マラウイ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/malawi.html
紅茶&スイーツのセレクティーSelectea
http://www.selectea.co.jp
#マラウィ #マラウィのお茶 #紅茶 #アフリカ
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