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自然と人間の調和、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」(掛川市東山)
茶草場農法は伝統的に静岡県で実施されている特徴的な農法です。
茶草場農法は、環境を保全し生物多様性を守る人間と自然の調和した循環型農業です。
茶畑周辺に生えているススキやササなどを刈り、乾燥させ細かく切断し、茶畑のうね間に敷きます。うね間に敷いたススキやササは雑草を生えにくくし、堆肥になります。またススキやササなど背丈の高い草を刈ることで、小さな動植物は太陽の光を浴び、生き続けることができ、茶畑周辺の豊かな自然が守られます。
2013年に国際連合食糧農業機関により静岡県掛川市、島田市、川根本町、菊川市、牧之原市で行われている「静岡の茶草場農法」は世界農業遺産に認定されました。
この4市1町以外の静岡県の地域や他県でも茶草場農法は行われています。
お茶に関する世界農業遺産は、全世界で4ヶ所のみです。
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