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茶草場かっぽし空中散歩 世界農業遺産静岡の茶草場農法

茶草場農法は伝統的に静岡県で実施されている特徴的な農法です。
茶草場農法は、環境を保全し生物多様性を守る人間と自然の調和した循環型農業です。
茶畑周辺に生えているススキやササなどを刈り、乾燥させ細かく切断し、茶畑のうね間に敷きます。うね間に敷いたススキやササは雑草を生えにくくし、堆肥になります。

ササやススキを刈り取り束ねて立たせたものを「かっぽし」と呼びます。
掛川市のお茶農家・平井さんはご家族で作られたものを「勝星」名付けています。平井さんご一家の勝星は約40体あり、まるで現代アートです!かっぽし1体には約40のススキの束が使われています。平井さんご家族は毎年10月下旬頃からかっぽしを作り始めます。11月中旬頃にたくさんのかっぽしが完成します。12月上旬に解体し茶畑に敷きます。

ススキやササなど背丈の高い草を刈ることで、小さな動植物は太陽の光を浴び、生き続けることができ、茶畑周辺の豊かな自然が守られます。
2013年に国際連合食糧農業機関により静岡県掛川市、島田市、川根本町、菊川市、牧之原市で行われている「静岡の茶草場農法」は世界農業遺産に認定されました。
この4市1町以外の静岡県の地域や他県でも茶草場農法は行われています。

YouTube CHAMART Drink LEAF TEA and Protect Nature

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