お茶農家&お茶のお店
仙霊茶 SENREI HARIMA KAMIKAWA
CHAMART

住所:兵庫県神崎郡神河町吉冨1873
最寄駅: 播但線 新野駅
営業時間:10:00~17:00
茶園カフェの定休日:毎週水曜と雨の日
駐車場:あり
サイト:https://senrei-tea.com/
商品一覧:https://senrei-tea.com/collections
業務用・卸販売:https://senrei-tea.com/pages/業務用-卸販売
UKIYO TEA:https://ukiyo-tea.com/
*本記事は2025年12月訪問時の情報を基に執筆しています。
CHAMARTとご縁があったお店を紹介しています。本サイトでご紹介した情報が変わっている場合や、臨時定休日もあります。そのため、お店を訪問される際は、営業日・時間、アクセス等の詳しい情報について、お店のサイトをご確認下さい。

新規就農者が引き継いだ兵庫の銘茶「仙霊茶」
仙霊(せんれい)茶は、約300年の歴史を持つ兵庫県神河町の銘茶です。町は1,000メートル級の山々に囲まれ、清流が流れる「名水の里」としても知られています。
これまで、吉冨地区にある5ヘクタールの茶園は地元の生産組合が栽培と加工を担ってきました。しかし、生産者の高齢化や後継者不足、経営悪化により、2015年に組合は解散の危機に直面します。それでも「仙霊茶を残したい」という地域住民の声に応え、地元の信用金庫などが連携して継業プロジェクトが立ち上がりました。
そこに現れたのが、野村俊介さんです。野村さんは大学卒業後、10年間の会社員生活を経て、2015年に兵庫県朝来市へ移住。無農薬・無肥料で胡麻と生姜の栽培を始めていました。そんな折、友人から吉冨地区が後継者を探していると聞き、自ら名乗りを上げます。
その後、2年間におよぶ栽培と製茶の研修を経て、2018年に神河町へ移住。株式会社仙霊を設立し、正式に茶園の園主となりました。
無農薬・無肥料で自然のままに味を引き出す「間(あわい)のお茶」
仙霊では、農薬も肥料も使用せず、自然に寄り添いお茶を栽培してます。
自然と調和し、美しい景観を紡いできた仙霊(せんれい)の茶園。ロゴに描かれた曲線は、山や川、そして移ろいゆく「間(ま)」を表現しています。
「お茶は自然の中で育つ農作物。天候によって味が変わるのは、ごく自然なことです」と、園主の野村さんは考えます。だからこそ、「ワインのように、土地や気候、その年ごとの違いを楽しむ。仙霊が届ける、毎年生まれる繊細な味わいの揺らぎを味わってほしい」
仙霊の煎茶は、お茶本来のうま味とほどよい苦味が調和した、すっきりとした味わいです。

自由を楽しむお茶
仙霊では、リーフや粉末の煎茶、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶、白茶、そして多彩なフレーバーティーを製造しています。煎茶は、お茶本来のうま味とほどよい苦味が調和したすっきりした味わいです。
バラの花びらを添えた煎茶、兵庫県産いちごをブレンドした紅茶、5種のスパイス香るほうじ茶チャイ、お茶の花入りの煎茶、茶園の周囲の山に自生するクロモジを加えた、やさしいミントティー風味のほうじ茶。いずれも自然の恵みを活かしています。
また、煎茶・ほうじ茶・紅茶を合わせた「茶茶茶」は、夏の茶園イベントに訪れた子どもたちのアイデアから誕生しました。

茶園マルシェ
仙霊の茶園と製茶工場では、数ヶ月に一度マルシェを開催しています。 会場には地元の方々も出店し、手作りパンやケーキをはじめ、仙霊茶を贅沢に使った台湾デザートやかき氷、温かみのある手工芸品などがずらり。 また夏には、子ども向けの自然体験やヨーヨー風船釣り、椅子やクリスマスリース作りといったワークショップも人気を集めています。 先日は製茶工場内を会場に、映画の上映会も開催されました。

蔵出しマルシェ ヨーヨー風船釣り(2025年10月)
茶園カフェ
仙霊の茶園のカフェは、全席が屋外のオープンテラスです。
山々に抱かれた5ヘクタール(東京ドーム約1個分以上の広さ)もの広大な茶園には、防霜(ぼうそう)ファンなどの人工物が一切ありません。
春は輝くような新芽と桜、夏は小川に足を浸して涼む川床、秋は紅葉とススキ、そして冬は雪景色。四季折々に表情を変える茶園の姿を楽しめます。
まずは事務所で飲み物や食べ物(軽食とお菓子)を注文し、茶園の中の好きな場所でのんびりお茶を楽しむことができます。
茶園利用料: 500円(飲食代別、未就学児・茶園オーナーは無料、茶園訪問年間パスポートあり)(2025年12月の情報)

茶園でウェディングフォト(有料)
仙霊の茶園には、防霜ファンなどの人工物がなく、大自然に抱かれた風景が広がっています。
四季折々に表情を変えるこの茶園では、ウェディング写真や記念写真の撮影も可能です。
実際に、園主の野村さんは茶園で人前式を挙げ、製茶工場で披露宴を開きました。
そのとき花嫁が歩いたバージンロードは、なんと茶園の作業道でした!

UKIYO TEA
2024年、仙霊に新たな製茶師が誕生しました。
神戸在住で紅茶をこよなく愛する丸山ひとみさんです。
仙霊茶の紅茶に魅了された彼女は、園主の野村さんを訪ね、農作業の手伝いから修行をスタート。その後、数年にわたり仙霊の工場でベテラン製茶師から技術を学びました。
現在は、仙霊茶を使って自身のブランド「UKIYO TEA」を立ち上げ、「ほうじ茶+コーヒー豆+みかんの皮」といった個性豊かなブレンドで、新たなお茶の魅力を発信しています。
https://ukiyo-tea.com/



