博物館 & 公園
お茶と宇治のまち交流館 茶づな
名称:お茶と宇治のまち交流館 茶づな
所在地:京都府宇治市菟道丸山203-1
最寄駅:JR京阪宇治線「宇治駅」より徒歩4分、京阪宇治線「三室戸駅」より徒歩6分、JR奈良線「宇治駅」南出口より徒歩12分
駐車場:あり(有料)
バリアフリー情報:車館内は全てバリアフリー
常設展示の音声ガイド:あり(日本語、英語、韓国語、中国語)
開館時間、料金、アクセス等その他詳しい情報は、施設のサイトでご確認下さい。
URL:https://uji-chazuna.kyoto/
訪問日:2026年1月3日
お茶と宇治のまち歴史公園
宇治橋から徒歩約5分。宇治川沿いに広がる「お茶と宇治のまち歴史公園」は、史跡宇治川太閤堤跡(たいこうづつみあと)や茶園、広場、庭園、そして交流館を備えた人々の憩いの場です。

お茶と宇治のまち交流館「茶づな」
公園内の中核施設であるお茶と宇治のまち交流館「茶づな」は、宇治茶と宇治のまちを「知る・学ぶ・楽しむ」ことができる施設です。この名称は公募で選ばれたもので、「宇治のお茶が一本のようにつながり、多くの人と歴史をつなぐ」という願いを込めた高校生のアイデアが採用されました。
茶づなは、無料のトオリニワと展望テラス、そして有料のミュージアムのエリアに分かれています。

宇治観光のヒントが見つかるエリア(無料エリア)
館内に入ったらまずは、トオリニワへ。
デジタルスクリーンが並ぶ「ガイダンスゾーン」では、画面をタッチするだけの簡単な操作で、宇治の名所や見どころを楽しみながら探せます。
続く「ライブラリーゾーン」にある掲示板「宇治まちさんぽ」では、周辺のカフェなどの店舗情報がカード形式で紹介されており、気になるお店の情報を見つけることができます。
ミュージアム(有料エリア)
ミュージアムは、「宇治茶の間」と「歴史の間」があります。
宇治茶の間
お茶の起源や日本への伝来、そして宇治茶の歩みについて詳しく学ぶことができます。
映像、昔の製茶道具、茶園の模型、実際に手で触れられる展示などを通して体感できる工夫があり、最後まで楽しみながら見学できます。
展示エリアに入ると、お茶の木が置かれ、壁面には宇治の茶園の映像が流れています。
宇治茶の定義についても紹介されており、説明によると、宇治茶とは、京都府・奈良県・滋賀県・三重県で生産された茶葉を用い、京都府内の業者が府内で仕上げ加工を行ったものを指します。
その先の歴史コーナーには、「お茶壺道中」で使われた駕籠(かご)が展示されています。何枚もの御簾(みす)をめくっていくと、茶葉が入った茶壺が現れます。

宇治茶に関わる人々、栽培・製茶方法、お茶の成分と効能も紹介されています。
その中でも、本ず覆下栽培の茶園模型は必見です。
玉露や碾茶の茶畑では、収穫前の約20日間、日光を遮るための「被覆栽培」が行われます。現在は人工繊維の寒冷紗(かんれいしゃ)を用いるのが主流ですが、宇治には天然素材のよしずや藁(わら)を使用する伝統技法「本ず覆下栽培」を継承している農家があります。
本ず覆下栽培では、まず茶園全体に竹などで枠組みを作り、その上によしずを広げます。さらに藁を均一に振り、茶園の側面を藁で編んだ菰(こも)で囲うのが特徴です。館内に展示されている模型は非常に精巧に作られており、本ず覆下栽培の茶園の構造を詳しく学ぶことができます。

宇治茶の間の最後の展示エリアには、壁一面に並んだたくさんの茶箱。
それぞれの茶箱を開けると、中には宇治茶にまつわる豆知識が隠されています。『お茶にまつわる言葉』や『お茶を使った料理・和菓子』など、箱ごとに異なるテーマを楽しみながら学べます。
歴史の間
ここでは、宇治の歴史とまちの変遷を紹介しています。
展示の入り口には、宇治の名所である平等院鳳凰堂が描かれている巨大な十円玉が設置されています。
デジタル展示「うじ名所図会(めいしょずえ)」は、動く絵巻のような映像です。
展示エリアの最後にある「茶茶っと(ささっと)フォトスタジオ」では、宇治の風景や名物を背景にした合成写真を撮ることができます。

体験プログラム(有料・事前予約制)
茶づなでは、宇治のまちや茶文化に触れることができる多彩なプログラムを実施しています。
茶臼を使った抹茶づくりや、玉露の美味しい淹れ方、和菓子づくりといったお茶にまつわる体験をはじめ、お茶の木人形の絵付け、JAPANESE ZEN WORKSHOP、書道など、その内容は多岐にわたります。

展望テラス(無料エリア)
2階の展望テラスには椅子とテーブルが設置されており、宇治川の流れや宇治の街並みを一望しながら、ゆっくりと休憩できます。
とにまる 茶づな本店
茶づなの1階には、カフェスタイルのレストラン「とにまる 茶づな本店」が併設されています。
「京あめ とにまる」は、伝統的な製法で京あめを手がけるお店です。
店内では、ランチのほか、京あめや宇治茶を使ったスイーツやドリンクを楽しめます。
ランチメニューには、宇治茶を使ったにしん茶そばなども用意されています。
三方をガラス張りにした店内は、明るく開放感にあふれた空間で、庭園を眺めながらお茶や食事をいただくことができます。

ショップ
茶づなのショップでは、煎茶や玉露、抹茶といった本場の宇治茶をはじめ、多彩な茶器を幅広く取り揃えています。
さらに、宇治茶を使った歯磨き粉や練り香水、そして非常に珍しい、お茶の木で作ったこけし人形など、他ではなかなか手に入らないユニークな商品も。
また、可愛らしいイラスト入りの「茶道具一筆箋」や、宇治茶染めのハンカチといった茶づなオリジナルグッズは、旅の思い出やお土産にぴったりです。

茶づなマルシェ
茶づなでは定期的に「茶づなマルシェ」が開催されており、ハンドメイドのクラフトやお菓子、旬の野菜などが販売されています。また、会場ではバンド演奏なども行われます。


