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旅 TRIPS
お茶農家クレイエダヒャンペンション 韓国求礼(クレ)郡
CHAMART
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クレイエダヒャンペンション (Gurye Yedahyang Pension 구례 예다향펜션)
住所:57627, South Jeolla, Gurye, 6, Geoseok-gil, Ganjeon-myeon, South Korea
Gurye Yedahyang Pension 구례 예다향펜션のサイト:https://page.yapen.co.kr/20984
Expediaなど旅行サイトから予約ができます。
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Gurye Yeda Hyang Pension (2023年5月)
お茶農家が営むペンション
このペンションは、全羅南道求礼(クレ)郡のお茶農家が営むアットホームなペンションです。とても親切なご家族で、お茶が好きな人にはおすすめの宿です。
お茶体験
ペンションのオーナーのLeeさんは、農薬や化学肥料を使わず釜炒り緑茶と紅茶を作っています。釜炒り茶は、大釜を使い手揉みの伝統的な製法とドラム式殺青機を使う2種類の方法で作っています。
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Gurye Yeda Hyang Pension (2023年5月)
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Gurye Yeda Hyang Pension 手揉み用の大釜 (2023年5月)
このペンションでは、オーナーのLeeさんからお茶の製造方法について話を聞くことができ、お茶を試飲して購入できます。また時期が合えば、製茶工程の見学や大釜を使う手揉み茶体験もできます。
Leeさんご家族とは、カタコトの韓国語、日本語、英語、翻訳アプリを駆使して会話をしました。
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紅茶を作るために葉をしおらせる萎凋(いちょう)工程
(2023年5月 Gurye Yeda Hyang Pension)
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Gurye Yeda Hyang Pension
ドラム式殺青機から茶葉を取り出すLeeさん (2023年5月)
釜炒り緑茶
韓国の釜炒り緑茶の水色は透明で淡い黄緑色で、日本の緑茶と比べると味が薄く感じるかもしれません。しかし、ゆっくり味わうことで繊細な香りと奥深い滋味を感じることができます。伝統的な製法で作る釜炒り緑茶は、手摘みした茶葉を釜で手揉みして作ります。
伝統的釜炒り茶
Leeさんの茶畑と製茶工場は求礼(クレ)郡にあるため、Leeさんの作るお茶は求礼茶と呼ばれます。求礼の伝統的な釜炒り茶は、世界農業遺産に認定されている河東の伝統的な釜炒り茶の栽培・製造方法と同じ方法で作られています。
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Gurye Yeda Hyang Pension Leeさんの伝統的釜炒り緑茶 (2023年5月)
Leeさんが作る伝統的な手揉み釜炒り緑茶は、手摘みした一芯二葉の茶葉のみを使います。
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Leeさん茶畑 (2023年5月)
自然仕立ての茶畑
求礼郡や河東郡の茶畑は、岩の多い山の斜面や川べりに多くあります。この地域の伝統的な韓国茶の茶畑は、一見すると薮のようです。
しかしながら、農薬や化学肥料は使わず、できるだけ自然なままで栽培し、人の管理は枝を整える「整枝」や枝を深く刈り込む「更新」など最小限にとどめられています。
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Leeさんの茶畑 (2023年5月)
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Leeさんの茶畑 (2023年5月)
草堆肥 (Pulbibae 풀비배)と更新(gaengsin 갱신)
お茶の木の畝間や茶畑の周囲に生えている草を抜き取り、その草や森林の枯れ木を集め、お茶の木の周囲に敷きます。これを「草堆肥」と呼びます。お茶の葉が害虫の被害にあった場合は、「更新」を行い被害にあった箇所を取り除きます。
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整枝や更新をする時に使う電動鎌 (2023年5月)
整枝と更新作業により刈り取られた葉や枝、草、森林の木の枝や葉は、時間をかけ堆肥になり、茶畑の水分の蒸発、有機物の流出を防ぎ、冬はお茶の木を凍霜害から守ります。
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Leeさんの茶畑の草堆肥 (2023年5月)
紅茶
求礼郡や河東郡で作られる紅茶は全般的に、苦味はほとんどなく、烏龍茶のようなさわやかな風味でとても飲みやすいです。また、淹れ方は、緑茶と同様に抽出時間は約十〜数十秒です。香りはあまり強くないですが、水色は薄い透明なオレンジ色でとてもきれいです。砂糖やミルクを入れず、ストレートで飲むのがおすすめです。
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Gurye Yeda Hyang Pension Leeさんの紅茶 (2023年5月)
美しい庭と広々とした部屋
庭には花と木が植えられており、ウッドデッキにはベンチが備え付けられています。部屋は清潔で広々しており、トイレ、バス、台所、冷蔵庫、テレビ、ベッド、テーブル、机と椅子が備え付けられています。台所と冷蔵庫があるので、自炊ができます。
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Gurye Yeda Hyang Pension (2023年5月)
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Gurye Yeda Hyang Pension (2023年5月)
花開バスターミナル周辺で食事
ペンションでは食事は提供されませんが、花開バスステーション周辺には、花開市場、食堂、カフェ、コンビニがあるため、食事に困ることはありません。キンパやプルコギなど一般的な韓国料理だけでなく、蟾津江で獲れるしじみや花開茶の緑茶ラテなど地域の名産品もいただけます。
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花開バスターミナル側の食堂 しじみ汁定食 (2023年5月)
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Hwa-Gae Market Tea House 河東茶のグリーンラテ (2023年5月)
双渓寺(Ssanggyesa Temple 쌍계사)でティーショップ巡り
花開バスターミナルからバスで約10分の場所にある双渓寺にぜひ足を伸ばしてみて下さい。
双渓寺周辺には、韓国茶発祥の地の石碑、伝統的釜炒り茶の茶畑、河東ティーミュージアム、ティーショップ・レストラン「Tea Food da’O 찻잎마술」やティーハウス、などがあります。
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韓国茶発祥の地の石碑 (2023年5月)
交通アクセス:
最寄のバスターミナル:
花開(ファゲ Hwagye 화개)バスターミナル
ペンションの近くには、蟾津江 (ソムジンガン섬진강)が流れており、蟾津江の東側(写真の橋の右側)が全羅南道求礼郡、西側(写真の橋の左側)は慶尚南道河東郡に接しています。
ペンションは、全羅南道求礼(クレ Gurye 구례)郡にあり、河東(ハドン Hadong 하동)郡花開バスターミナルからペンションまでは、タクシーで約5分、徒歩約20分です。
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南道大橋 (Namdo Bridge 남도대교) (2023年5月)
花開(ファゲ)バスターミナルへの行き方:
ソウルからの行き方:
南部バスターミナルから花開行きのバスが一日数本出ています。所要時間は約3時間半です。乗車当日に空席があれば、南部バスターミナルでチケットを購入できます。時間帯によっては出発前に満席になるので、事前に購入することをお勧めします。
チケットはバス乗り場の窓口とインターネットで販売しています。筆者はインターネットで購入を試みましたが、できませんでした。はっきりした理由はわかりませんが、韓国発行したクレジットカードのみの決済なのかもしれません。
韓国市外バス前売りシステム (韓国語、日本語、英語、中国語ページあり)
https://intercitybusj.tmoney.co.kr/
釜山からの行き方:
西部バスターミナルから花開と河東行きのバスが一日数本出ています。所要時間は約3時間です。河東行きのバスに乗る場合は、河東バスターミナルで花開行きのバスに乗り換えます。河東バスターミナルから花開行きのバスは一日数本出ています。
電車で釜山駅から河東駅へ行くこともできます。河東駅から河東バスターミナルへは徒歩数分で行けます。
本記事は2023年5月訪問時の情報を中心に執筆しています。予約方法、料金、その他、最新情報等は、旅行サイトやペンションのサイトでご確認下さい。
2023韓国河東ワールドティー・エキスポ 5月4日〜6月3日
韓国語、日本語、英語、中国語ページあり
CHAMARTの「2023韓国河東ワールドティー・エキスポ」レポート
https://chamart.jp/archives/enjoy/2023hadongworldteaexpo/
サイト内関連記事:
河東ティーミュージアム
https://chamart.jp/archives/enjoy/museum_korea_hadongteamuseum/
世界農業遺産「花開村における河東地方の伝統的茶栽培(韓国)」
https://chamart.jp/archives/learn_heritage/korea_hadong/
ティーショップ・レストラン Tea Food da’O 찻잎마술 (チャシップマスル chas-ipmasul)
https://chamart.jp/archives/drinkeat/shoprestaurant_chasipmasul/