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旅 TRIPS

天空の茶屋敷(福岡県八女市)

CHAMART

住所:福岡県八女市黒木町笠原11260
最寄駅:最寄りの公共交通機関はないため、筆者(CHAMART)はレンタカーを運転して行きました。天空の茶屋敷までは細い山道を通るので、明るい時間に到着するのがオススメです。また、冬は雪が降る日もあります。
車がない人のために、有料でドライブピックアップサービスがあります。

天空の茶屋敷:
https://www.skyteahouse.com
本記事は、筆者(CHAMART)の2018年9月訪問時の情報と現在の情報を織り交ぜて書いています。予約方法、料金、ドライブピックアップサービス、その他最新情報は、天空の茶屋敷のサイトでご確認下さい。

山の上の茶畑に囲まれたゲストハウス
天空の茶屋敷は、八女茶発祥の地・福岡県八女市黒木町にある古民家のゲストハウスです。標高460メートルの山の上にあり周囲は茶畑に囲まれ、その名の通り「天空の茶屋敷」です。

天空の茶屋敷 茶畑(2018年8月)

世界一周をしたオーナーのジローさん
オーナーの坂本治郎氏(ジローさん)は、約6年65か国を旅し、縁あって八女市黒木町に移住しました。そして、長い間空き家になっていた古民家を譲り受け、地域内外の人たちの協力を得て改修し、2017年にゲストハウスを開始しました。

ワーケーションができるゲストハウス
部屋のタイプは、ドミトリー(相部屋)と2階の個室(1室)です。2階の個室のベランダには、ヒノキのお風呂があり、夜空を眺めながらお風呂に入ることができます(入浴を希望する場合は別料金が必要。宿泊客自身が用意された薪を運び、お湯を沸かします)。

共有スペースに、トイレ、シャワールーム、浴室、台所があります。宿泊に食事は含まれていませんが、宿泊客は台所で自炊をすることができます。
コミュニティースペースには、バルコニー、DVD鑑賞、カラオケルーム、屋根裏部分のアーティストスペース、倉庫の一部にサンドバッグが吊るされたジムスペースがあります。2022年2月には絶景が望めるワーケーションルームも設置されました。
ゲストルームの全室にWifiが完備されています。

女性用のドミトリー(2018年8月)

台所(2018年8月)

ワーケーションルーム 写真提供:天空の茶屋敷

大広間と庭
天空の茶屋敷には大広間と庭があります。ここでは、「鶏を絞めて命を頂くことと向き合う会」「コンサート」「流しそうめん」「座禅」「ヨガ」など、これまでさまざまなイベントが企画・実施されてきました。
また、庭ではトランポリンや野外サウナ(宿泊料金とは別料金)もできます。

大広間(2018年8月)

お茶体験
天空の茶屋敷では、お茶摘み体験などもできます。また、繁忙期以外であれば、茶屋敷のご近所にあるお茶工場の見学も可能です。
天空の茶屋敷でもお茶を作っており、購入することもできます。

天空の茶屋敷の茶畑(2018年8月)

天空の茶屋敷 冷たい煎茶(2018年8月)

天空の茶屋敷周辺はとても自然豊かで、散歩をするととても気持ちが良いです。

朝露の光る田んぼ(2018年8月)

ジローさんは1人でゲストハウスを始めましたが、現在は、フィリピン人の奥さんのチャイさん、2022年に誕生した男の子、そして猫のコジローと家族が増えました。

オーナージローさんの自伝出版
2022年2月にジローさんが書いた『2000日の海外放浪の果てに辿り着いたのは山奥の集落の一番上だった』が出版されました。
6年間の自衛隊勤務、二度にわたる2000日間の世界一周の旅、黒木町への移住、ゲストハウス開業、お茶の栽培、フィリピン人の奥さんとの出会いなどが綴られています。


サイト内関連記事「本 2000日の海外放浪の果てにたどり着いたのは山奥の集落の一番上だった

ジローさんは、近隣農家の繁忙期に働き手をSNSで募集する地域農作業応援や、黒木町への移住サポートなど、地域と人びとをむすぶ活動もしています。

国内外から多くの人たちが訪れる天空の茶屋敷は、多様性に富んだゲストハウスです。

八女茶発祥の地・黒木町
1406年に栄林周瑞(えいりんしゅうずい)禅師が明(中国)で仏教を学び、茶の実を持ち帰り、黒木町の(れいがんじ)に茶の実を植え、製茶の技法を庄屋の松尾太郎五郎久家に伝えました。これが八女茶の始まりと言われています。

黒木町 霊巌寺にある栄林周瑞禅師像(2018年8月)

黒木町みどころマップ(2018年8月)

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