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Globally Important Agricultural Heritage Systems (GIAHS) related to tea

5. 高千穂郷・椎葉山の山間地農林業複合システム(日本)

農林水産業システムの名称:
高千穂郷・椎葉山の山間地農林業複合システム
Takachihogo-Shiibayama Mountainous Agriculture and Forestry System
地域:宮崎県高千穂郷・椎葉山地域(高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町・諸塚村・椎葉村)
認定年度:2015年12月15日

環境を保全する多種多様な農林業
高千穂郷・椎葉山の山間地は森林に囲まれ平地が少ない地域です。人々は、開墾や過度な森林利用に陥ることなく、農業と林業を組み合わせる「農林業複合システム」を構築し、自然と調和し暮らしてきました。森林を保全し、針葉樹の木材生産、広葉樹を使った椎茸栽培、茶の栽培、高品質の和牛の生産、傾斜地の棚田での稲作など多岐にわたる農林業を行なっています。また、スギ等の針葉樹林と椎茸の原料となる広葉樹林、常緑の照葉樹林が組み合わされた森林はモザイクのような独自の景観を生み出しています。

この地域では、日本で唯一伝統的な焼畑農業が行われています。焼畑農業は毎年場所を変えて行い、穀物を4年間栽培した場所は森林に戻すことで、循環型の森林保全を行っています。環境を生かした、自然に負荷をかけない農林業が実施されています。

五ヶ瀬町の混合林

伝統的な釜炒り茶
この地域には、昔から山にお茶の木(ヤマチャ)が自生し、鉄釜を使う釜炒り茶が作られてきました。現在、日本で作られる緑茶のほとんどが蒸し製のため、この地域は日本の数少ない釜炒り茶の主要産地です。釜炒り茶は香りが良く、すっきりとした味わいです。

五ヶ瀬町小笠園の茶畑 (2018年8月)

山腹用水路
高千穂郷・椎葉山の山間地は平地が少ないため、標高の高い山々に棚田が作られています。地域の人々は、この棚田に水を供給するために総延長500kmにも及ぶ山腹用水路を建設しました。この用水路は山の斜面に流れる雨水を排水し、土砂災害などから集落を守る役割も果たしています。
伝統的な行事と地域の絆
この地域では古くから、神楽など伝統的な文化行事が継承され、こうした行事を通し、地域の絆が強められてきました。今日まで互いに協力し合い、厳しい自然環境の下、農林業に取り組んでいます。

小笠園五ヶ瀬釜炒り茶

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参照:
The Food and Agriculture Organization (FAO), GIAHS Globally Important Agricultural Heritage System  http://www.fao.org/giahs/en/
FAO, GIAHS Globally Important Agricultural Heritage System, Takachihogo-Shiibayama Mountainous Agriculture and Forestry System, Japan
http://www.fao.org/giahs/giahsaroundtheworld/designated-sites/asia-and-the-pacific/takachihogo-shiibayama-mountainous-agriculture-and-forestry-system/en/
FAO駐日連絡事務所 Liaison Office in Japan
http://www.fao.org/japan/en/
GIAHSとは?
http://www.fao.org/japan/portal-sites/giahs/en/
農林水産省HP、世界農業遺産 Globally Important Agricultural Heritage Systems (GHIAS)
www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_1_1.html
世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域 https://takachihogo-shiibayama-giahs.com
リーフレット、世界農業遺産、高千穂郷、椎葉山地域 発行:宮崎県

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