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紅茶
南アジア
インド ダージリン 紅茶 OP
お茶は、緑茶、白茶、黄茶、青茶(烏龍茶)、紅茶、黒茶の6つに分類されます。本サイトでは、CHAMARTが出会ったさまざまなお茶を紹介しています。
この記事の写真はインド、ダージリン産の紅茶です。同じOPの紅茶でも、生産地によって茶葉の色や味は少しずつ違います。
紅茶
完全発酵茶
OP (Orange Pekoe オレンジ・ペコー):オーソドックス製法で作られた紅茶で、仕分け工程で篩で茶葉を細長い形状そろえたものです。白いうぶ毛がたくさんついたお茶の芯芽を意味する中国語の白毫(baihao)がヨーロッパでなまって使われ、ペコと呼ばれるようになりました。
オーソドックス製法:伝統的紅茶の製法。萎凋、揉捻、玉解き篩分け、発酵、乾燥の工程からなる。
産地:インドダージリンなど
ダージリンの紅茶は、中国の祁門紅茶、スリランカのウバの紅茶に並ぶ世界三大紅茶の一つです。
オーソドックス製法のOPの紅茶は、インドだけでなくスリランカ、ネパールなど他の地域でもで作られています。
茶葉の形状・色:細長く大きめの良く揉まれた茶葉。銀色やオレンジ色の芯芽も含まれます。
水色 (すいしょく):透明、明るい朱色
風味・香りなど:芳醇で甘い花の蜜のような香りがあります。ほどよい苦味と渋味で、ストレートで飲むのがおすすめです。ミルクを加えるとやさしい上品な味わいのミルクティーになります。
お茶摘みの時期:ダージリンでは、春(ファーストフラッシュ・春摘み紅茶)、夏(セカンドフラッシュ・夏摘み紅茶)、秋(オータムナル・秋摘み紅茶)の年3回、お茶摘みがされます。
ファーストフラッシュの茶葉は青みがかっていて、さわやかで烏龍茶のような花や果実の香りがします。
セカンドフラッシュと秋摘みの茶葉は赤みがあります。セカンドフラッシュは芳醇な風味がします。秋摘みの紅茶はまろやかさがあります。
サイトCHAMART内記事「世界のお茶 インド」
参照:
荒木安正、松田昌夫著(2002) 紅茶の事典 初版 柴田書店
大森正司、阿南豊正、伊勢村護、加藤みゆき、滝口明子、中村羊一郎編(2017) 茶の事典 初版第一刷 朝倉書店
*本サイトでは、CHAMARTが実際に飲んだお茶を紹介しています。各記事は、執筆者の個人的な経験や感じたことなども表現されており、記事内のお茶の全てを表すものではありません。