MENU

TYPES OF TEA 世界中のお茶を紹介しています。 ※本サイトは、オンラインショップではありません。

緑茶

日本

美作番茶(日本岡山県)

お茶は、緑茶、白茶、黄茶、青茶(烏龍茶)、紅茶、黒茶の6つに分類されます。本サイトでは、CHAMARTが出会ったさまざまなお茶を紹介しています。

緑茶
不発酵茶
美作(みまさか)番茶
美作番茶は、岡山県美作地方で作られている伝統的なお茶で、作州番茶と呼ばれることもあります。7から8月の夏の一番暑い時期に枝ごと葉を刈り取り作ります。
美作番茶は発酵工程がありませんが、ほのかな酸味が感じられます。
産地:岡山県美作市
茶葉の形状・色:木の葉のよう
水色 (すいしょく):透明、茶色、琥珀色
風味・香りなど:スッキリした風味で、ほのかな酸味あり
製造方法:
1. お茶刈り (葉だけでなく枝ごと刈る)
2. 茶葉を大きな鍋で茹でる
3. 天日干し
日中の午後12時から2時の一番暑い時間帯に茶葉をビニールシートに広げ、天日干しする。茶葉を茹でた煮汁をじょうろで茶葉にかける。煮汁は約30分で乾きますが、その後再度煮汁を茶葉全体にムラなくかける。
4. 枝を取り除く

小林芳香園 美作番茶作り(2019年8月)

歴史:

CHAMARTのおすすめ:
カルピス割り
ストレートで飲むだけでなく、夏は冷たい美作番茶のカルピス割り、冬はホットカルピス割りもおすすめです。
黒胡椒の美作番茶のチャイ
小鍋で美作番茶を濃いめに煮出しミルクを入れチャイを作ります。好みの量の砂糖と黒胡椒をひとつまみ入れます。

美作番茶の黒胡椒チャイ

美作番茶は美作晩茶と表記されることもあります。

サイトCHAMART内記事「日本のお茶 岡山県

参照:
松下智 (平成3年) 日本名茶紀行 (初版) 雄山閣出版
執筆 高野實・谷本陽蔵・冨田勲・中川致之・岩瀬潔・寺本益英・山田新市 監修 日本茶業中央会 (2005) 緑茶の事典 改訂3版 柴田書店
お茶の芳香園 http://www.ocha-mimasaka.com

*本サイトでは、CHAMARTが実際に飲んだお茶を紹介しています。各記事は、執筆者の個人的な経験や感じたことなども表現されており、記事内のお茶の全てを表すものではありません。