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東南アジア

茶産地:イグエン省 (Tỉnh Thái Nguyên)、ハジャン省 (Tỉnh Hà Giang)、イェンバイ省 (Tỉnh Yên Bái)、フート省 (Phú Thọ)
お茶の種類:緑茶(釜炒り茶)、蓮茶、白茶、烏龍茶、紅茶、フレーバーティーなど

ベトナムは世界的にも主要なお茶の産地の一つです。お茶は、ベトナムの重要な輸出品で、日本へも輸出しています。注1 主に釜炒り製の緑茶が作られています。

タイグエン省の製茶会社Hợp tác xã Chè Hảo Đạt 釜炒り茶と釜(2020年1月)

植民地時代のフランスの影響により、ベトナムではコーヒーを飲む人が多くなりましたが、お茶も多くの人々に飲まれています。ハノイなど都市部のカフェのメニューには抹茶ラテもあります。

タイグエン省 製茶会社Hợp tác xã Chè Hảo Đạt 釜炒り茶 (2020年1月)

蓮茶(ロータスティー)
蓮茶は、蓮の花を用いて緑茶に香り付けしたお茶です。茶葉と蓮の花を乾燥させたものとブレンドしたものもあります。美容と健康に良いと言われ、ベトナムでは昔から飲まれています。スーパーや雑貨店などでは、ティーバッグの蓮茶が手軽に購入できます。

ハノイの雑貨店 ティーバッグの蓮茶 (2020年1月)

蓮茶は、苦味があり香りはジャスミンに似ていますが、ジャスミンよりも柔らかい香りです。
蓮茶は、作り手により作り方が少しずつ違い、また苦味も弱いものから強いものまでさまざまです。
ハノイにあるヒエンミンティーハウス(Hien Minh Tea House)では蓮茶作りのワークショップを行っています。ヒエンミンティーハウスでは、蓮の花から花びらを一枚ずつ剥がし、緑茶の茶葉を入れ、そして花びらを一枚ずつ包み香り付けします。

ハノイ市内のティーショップ ヒエンミンティーハウス 蓮茶
Hien Minh Tea House(2020年1月)

タイグエン省のお茶文化センター
タイグエン省にはお茶文化センターがあり、昔のベトナムの製茶道具、製茶機械、茶などが展示されています。ベトナムの茶産地やお茶の歴史について知ることができます。

ダイグエン省、お茶文化センター Thai Nguyen Tea Cultural Space (2020年1月)

敷地内にはティーショップがあり、お茶を購入することができます。

ダイグエン省、お茶文化センターの敷地内のお茶のお店TAN CUONG (2021年1月)

サイト内関連記事「お茶の種類 蓮茶

お茶文化センターの近くには茶園がいくつもあり、茶摘み体験ができる観光茶園もあります。

タイグエン省の茶畑 (2020年1月)

サイト内関連記事「世界のお茶の生産状況」「2016年一人当たりのお茶の消費量」「釜炒り茶(ベトナム)」「蓮茶(ベトナム)

参照:
大森正司、阿南豊正、伊勢村護、加藤みゆき、滝口明子、中村羊一郎編(2017) 茶の事典 初版第一刷 朝倉書店
Helen Saberi (2010), Tea A Global History: Reaktion Books Ltd.
Kevin Gascoyne, François Marchand, Jasmin Desharnais and Hugo Américi (2014), Tea: History, Terroirs, Varieties: THE CAMELLIA SINENSIS TEA HOUSE
Hiền Minh Tea House http://www.hienminhtea.com
HOP TAC XA CHE HAO DAT http://chetancuonghaodat.vn
TAN CUONG https://vuatratancuong.com/

#ベトナム #ベトナム茶 #蓮茶 #ロータスティー

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