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お茶農家&お茶のお店

小野茶の山口茶業(山口県宇部市)

CHAMART

山口茶業は小野茶の製造と販売を行う会社です。山口茶業の本社兼直販所は、宇部市小野区の小野湖のほとりにあります。
宇部市小野地区で生産されるお茶は小野茶と呼ばれています。
1955年に福岡県八女茶の生産指導員を務めていた堀野政現氏が山口県知事からの誘いを受け、宇部市小野地区で茶園の開拓を始め、1975年に山口茶業が設立されました。2024年に河口恭雄氏が事業を継承し社長を務めています。河口さんは、以前料理人として働いていたそうです。

宇部市小野湖(2025年1月)

小野湖の霧と寒暖差
小野地区は自然豊かな地域で、山口茶業の近くにはキャンプ場・自然体験施設「アクトビレッジおの」があり、キャンプや小野湖でのカヌーなどを体験できます。
昼夜の寒暖差と小野湖から湧き上がる霧は、お茶栽培にかかせないものです。小野茶は濃厚でほどよい苦味があります。

山口茶業の直販所では、お茶と小野茶を使用した製品を販売しています。お茶は、煎茶、玄米茶、ほうじ茶、茎茶、そして中国地方では珍しい釜炒り茶を作っています。釜炒り茶は、農薬と化学肥料を使用せず栽培した茶葉を、鉄釜の直火で炒っています。
小野茶と小野茶を使用した商品は、山口茶業のオンラインショップで購入することができます。

山口茶業直販所 釜炒り茶(2025年1月)

バラエティー豊かな小野茶製品
小野茶を使用した商品は、お菓子、乾麺、ポテトチップス、石鹸などバラエティー豊かです。小野茶入の山口銘菓「ういろう」「月でひろった卵」、郷土料理瓦そばは、特に他県のお茶好きの人へのお土産に最適です。
小野茶を使用したかりんとう・せんべい・サブレは、直販所で試食することができます。

山口茶業直販所(2025年1月)

山口茶業直販所 山口ポテチャ(2025年1月)

小野茶ソフトクリーム
直販所に隣接するイートインコーナーでは、小野茶アイスクリーム、小野茶パフェ、小野茶瓦そば、小野茶の煎茶とほうじチャラテなどをいただくことができます。
釜炒り茶を使用した小野茶ソフトクリームは苦味とソフトクリームの甘さが調和した味わいでした。
煎茶とほうじ茶ラテ用の粉末のお茶も販売しているので、ご自宅でラテを作ることができます。

小野茶ソフトクリームと小野茶ラテ(2025年1月)

小野茶瓦そば
瓦そばは、山口県下関市川棚温泉の名物料理で熱々の瓦の上に茶そばをのせていただきます。
小野茶瓦そばの麺は、小野茶の煎茶の粉末と小麦粉で作っており、もちもちした食感です。本家瓦そば同様に、そばの上に甘く煮込た牛肉と錦糸卵、海苔、ネギをのせ、濃い目の甘い醤油ベースのタレと一緒にいただきます。
山口茶業の小野茶瓦そばの容器はお椀です。

山口茶業 小野茶瓦そば(2025年1月)

小野茶釜炒り茶と小野茶使用したお菓子(2025年1月)

広大な藤河内茶園
山口直販所から車で約10分の場所に、小高い丘一体に茶畑が広がる藤河内茶園があります。
藤河内茶園は、30万坪の広さで1ヶ所での面積は西日本最大規模です。
丘の上にある展望台からは全方位で茶畑を堪能できます。

宇部市藤河内茶園(2025年1月)

宇部市藤河内茶園(2025年1月)

山口茶業へ行く道沿いに、藤河内茶園へ行く看板が出ています。

春のお茶摘み体験
山口茶業では、毎年5月に「小野茶」お茶摘み体験を行っています。お茶摘み体験は、藤河内茶園(大規模茶園)ではなく山口茶業の自社茶園で行われます。詳しくは、山口茶業のホームページをご覧下さい。

住所:〒754-1314 山口県宇部市櫟原152-13
行き方:山陽自動車道宇部ICから約30分、JR新山口駅から車で約15分
宇部市営バス小野線(十文字行)「花香」バス停から徒歩15〜20分
平日は4本のみで、宇部新川駅から花香までは約50分です。
営業時間:9:30〜17:00
定休日:年末年始
オンラインショップ:https://www.onocha.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/onocha1975/

キャンプ場・自然体験施設「アクトビレッジおの」
https://actvillageono-feel.com/
宇部市交通局 路線バス
https://ubebus.jp/shuttlebus/

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*本記事は2025年1月訪問時の情報を基に執筆しています。
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