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栗原俊輔(著) ぼくは6歳、紅茶プランテーションで生まれて。: スリランカ・農園労働者の現実から見えてくる不平等

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ぼくは6歳、紅茶プランテーションで生まれて。: スリランカ・農園労働者の現実から見えてくる不平等
栗原俊輔(著)
合同出版 2020年出版

この本は、スリランカの紅茶の生産労働者とその子どもたちの厳しい状況について書いています。わかりやすい言葉で書かれており、大人だけでなく中学生や高校生にも読んでもらいたい本です。
スリランカの紅茶農園の労働者とその家族の多くは、エステート・タミル人(農園タミル人)と呼ばれるイギリス植民地時代にインドから紅茶農園の労働のために連れてこられた人々です。この本を通し、スリランカの歴史、1983年から26年間続いた内戦、民族問題、貧富の格差などについても知ることができます。

宇都宮大学国際学部准教授である著者は、国際NGO「CARE USA」のスタッフとして、長年スリランカの紅茶プランテーションの労働者支援のプロジェクトに従事しました。その後、JICA(独立行政法人国際協力機構)の専門家としてもスリランカで勤務しました。
著者は学生たちとスリランカの紅茶農園の子どもたちとの交流や支援事業を行っています。また、安価な製品を求め製品の安全性を考えるだけでなく、生産労働者とその家族の厳しい状況を知り、どうしたらより良い生活を送れるのか考える、スマートコンシューマー(賢い消費者)になることを提唱しています。

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