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博物館 & 公園

永谷宗円生家(京都府綴喜郡宇治田原町)

名称:永谷宗円生家
所在地:京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷空廣
最寄駅:
内部見学:土・日・祝日のみ
維持管理協力金:100円
アクセス等その他詳しい情報は、以下URLまたは直接施設にご確認下さい。
宇治田原町観光情報サイト
https://ujitawara-kyoto.com
永谷宗円生家
https://ujitawara-kyoto.com/sightseeing/scenery/nagatanisouenseika/
茶宗明神社
https://ujitawara-kyoto.com/sightseeing/shrinestemples/茶宗明神社/

2018年10月訪問時の情報

製茶に使われた焙炉(ほいろ)跡(2018年10月)

永谷宗円肖像画(2018年10月)

茶宗明神社(2018年10月)

永谷宗円生家は、日本緑茶の祖・永谷宗円が暮らした地でほい炉跡を保存するために建てられた施設です。

永谷宗円生家(2018年10月)

煎茶の祖・永谷宗円
1738年に宇治田原の篤農家永谷宗円(1681-1778)が茶葉を蒸して揉む「青製煎茶製法」を発明し、日本の緑茶が生まれました。摘み取った新芽を蒸して冷却し、ほい炉の上で手で揉み、火力で乾燥させます。そうすることで出来上がりのお茶の水色は青味がかった緑色になり、青製と呼ばれるようになりました。このお茶が現在の煎茶です。
抹茶は茶葉を蒸した後、乾燥させて石臼で挽きます。その一方で煎茶は蒸した後、茶葉を揉むことでお茶の成分が浸出しやすくなり、香りも良くなります。この製法が開発されるまでのお茶は、煮製か釜炒り製で日干しをした黒製と呼ばれていました。

永谷宗円生家(2018年10月)

青製煎茶製法が発明されるまでは、お茶は抹茶製法が基本で一部の特権階級の人々しか飲むことができませんでした。しかし、この発明により、より多くの庶民がお茶を飲むことができるようになりました。そのため、永谷宗円は日本緑茶の祖と呼ばれています。

煎茶 宗圓(2018年10月)

茶宗明神社
永谷宗円生家には、茶宗明神社(ちゃそうみょうじんしゃ)が隣接しています。茶宗明神社は、永谷宗円の功績をたたえ「茶宗明神」として昭和29年(1954)に、大神宮社に合祀したものです。

茶宗明神社(2018年10月)

2018年10月訪問時の情報

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