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お茶農家&お茶のお店

大西茶園 (愛媛県四国中央市)

CHAMART

新宮茶の産地、愛媛県四国中央市新宮町は、四国でも有数の茶産地です。
山に囲まれ朝晩の寒暖差が大きく、清流・銅山川と馬立川が流れ、霧が発生しやすい、お茶の栽培に適した土地です。

大西茶園 (2023年1月)

大西茶園は、新宮町の標高約350メートルの山間地でお茶を栽培しています。製茶工場を持ち、栽培、製茶、販売まで一貫して行っています。
代々続く農家で、以前は葉タバコを栽培していましたが、昭和58年(1983)から親子二代に渡りお茶を栽培しています。
現在は息子の嘉一郎さんが中心になり家族で茶業を営んでいます。嘉一郎さんは、高校卒業後、静岡県のお茶農家に2年間住み込み、栽培、製造、茶園経営などの研修を受けました。

写真提供:大西茶園 製茶工場
https://oonishichaen.official.ec/

大西茶園の浅蒸しの煎茶は、香りが良くほど良い苦味があり、愛媛・松山の銘菓坊っちゃん団子や一六タルトなど甘いお菓子にとても合います。
大西茶園では、煎茶、かぶせ茶、茎茶、玄米茶、紅茶、粉茶、番茶、そして新宮茶を使用したマドレーヌ、羊羹、かりんとうなど、さまざまなお茶製品を販売しています。

かぶせ茶・ほうじ茶のマドレーヌと和紅茶 (2023年1月)

自然にやさしいお茶作り
新宮町はもともとヤマ茶(野生のお茶)が自生しており、昭和27年(1952)から本格的な茶栽培が始まりました。そして、昭和60年(1985)から、地域ぐるみで、茶畑の害虫を食べる益虫を生かし無農薬でお茶の栽培を始めました。化学肥料は最小限にとどめ有機肥料を使っています。

大西茶園は、農薬だけでなく化学肥料も一切使っていません。
大量の施肥により、吸収しきれない窒素成分が流れ出し水質汚染などをおこさないよう、有機肥料の使用もできるだけ少なくしています。その代わりに、堆肥やカヤなどを使い自然にやさしいお茶作りをしています。
刈り取ったカヤを茶畑の畝間や周囲に敷き、カヤは時間をかけて堆肥になります。
カヤ(茅・萱):ススキ、ヨシ、チガヤなどイネ科の多年草の別称です。

大西茶園 納屋に保管しているカヤ (2023年1月)

大西茶園の茶畑 (2023年1月)

住所:愛媛県四国中央市新宮町上山3268
TEL 0896-72-2224 FAX 0896-72-2202

大西製茶のお茶はオンラインで購入できます。
https://oonishichaen.official.ec/

*CHAMARTとご縁があったお店を紹介しています。

霧の森
新宮町には、新宮茶を飲んで、食べて、体験し、宿泊できる大型観光施設「霧の森」があります。
https://www.kirinomori.co.jp/

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