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松下智(著) 日本名茶紀行
CHAMART
日本名茶紀行
松下智(著)
雄山閣出版 1991年出版
お茶研究家・松下智氏が昭和28年(1953)以来、47都道府県、日本各地のお茶を訪ね歩き、その地域の人々から話を聞き、一冊にまとめたのが本書です。
煎茶、抹茶、玉露、釜炒り茶、番茶、山に自生する山茶などの日本の多種多様なお茶、今は廃れてしまった喫茶習俗などが、丁寧に書かれています。
本書の最後には「付」として、「お茶の見分け方」「お茶の飲み方」「お茶の保存法」「お茶の利用法(茶殻が植木鉢の肥料として使えるなど)」「お茶の生産地・生産高」などが紹介されています。1990年度の全国の茶畑面積と荒茶生産量が記載された地図は、とても興味深いです。
お茶研究家 松下智
松下氏は60年以上、国内外の茶産地を訪ね、お茶の歴史・喫茶文化など研究を続けています。愛知大学で教授を務め、退官後もお茶の原産地の研究を続け2010年には調査のためラオスを訪問しました。「日本名茶紀行」(雄山閣出版)、「茶の民族誌」(雄山閣出版)、「茶の原産地紀行」(淡交社)、アッサム紅茶文化史 (生活文化史選書)など、松下氏のお茶に関する著書は多数あります。
現在、松下氏は袋井市茶文化資料館の名誉館長として土曜日には来館されています。袋井市茶文化資料館には松下氏がこれまでのお茶の調査・研究で収集した国内外の茶器、お茶、書籍、写真など約2千点が展示されています。
松下氏の来館日は静岡県袋井市茶文化資料館のサイトまたはFacebookでご確認下さい。
静岡県袋井市茶文化資料館
https://fukuroi-tyabunkashiryokan.jp
https://www.facebook.com/松下コレクションを活かす会袋井市茶文化資料館-375990012866009/
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