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博物館 & 公園

普洱茶博物館 (普洱茶博物馆) Pu’er Tea Museum(中国雲南省普洱市)

普洱文化中心(2019年12月)

普洱茶博物館(2019年12月)

普洱茶博物館 茶馬交易の展示物(2019年12月)

普洱市は、プーアル茶の産地です。普洱市の「プーアルの伝統的茶農業」は、世界農業遺産に認定されています。
普洱茶博物館 は、普洱文化中心にある普洱市博物馆の2階にあります。1階は少数民族博物館です。
普洱文化中心には、アートギャラリー、シアター、ジムなどがあります。近くには普洱国際茶城(茶市場)もあります。普洱国際茶城は比較的新しい建物で、空き店舗がたくさんあり閑散としていました。
普洱文化中心へは公共バスで行くことができます。

公共バス4号普洱大剧院で下車し徒歩3分、普洱市博物館の2階が普洱茶博物館(2019年8月)

普洱市博物館
普洱市博物館の入口で、荷物を預けます。雲南省には数多くの少数民族が暮らしており、1階は少数民族の文化・習俗などを紹介しています。

洱茶市博物館 少数民族の衣裳の展示 (2019年8月)

展示物 烤茶(2019年12月)

普洱茶博物館
プーアル茶の歴史・製造方法、茶馬古道、少数民族とそれぞれの民族のお茶文化などが紹介されています。写真、映像、人形、再現された茶馬古道の宿場町など、展示物はとても充実しています。主要な説明文には、中国語の他に英語も書かれています。

展示物 プーアル茶の製造方法と製茶器具(2019年12月)

茶馬古道に関する展示物 (2019年12月)

少数民族のお茶に関する展示物(2019年12月)

2019年12月訪問時の情報

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茶馬交易
唐代になると、中国西南地域のお茶と新疆ウィグル地域の馬との交易が始まりました。宋代になり、中国と周辺国との交易が盛んになり、お茶はチベット、モンゴル、中央アジアへと運ばれていきました。交易路は「茶馬古道」と呼ばれました。
交易路はいくつもありましたが、いずれも現在の雲南省普洱市(旧思芽市)、景洪や四川省雅安など茶産地が起点になっていました。北は北京、南はミャンマー、インド、ラオスヘと続くルートもありました。
険しい道のり、厳しい天候、盗賊の襲来など茶馬交易は危険が伴いました。茶馬交易では、キャラバンを組み、運びやすいように固めたお茶を人と馬が何日もかけて運びました。また、お茶に税が課せられるようになりました。茶馬交易は20世紀以降も続きました。