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特集

松下智「茶の原産地を探るー1 東南アジア・日本の茶」

お茶研究家・松下智氏による計8回に渡る「茶の原産地を探る」

第1回目 東南アジア・日本の茶
日本全土、茶の木がない県はない。
茶畑による茶業経営、山野に自生する茶の木の利用など、茶の木のない県はない。それだけ日本は茶の生育については、適地といえるわけである。しかし、茶の本性から見ると、東北地方では生育温度が低過ぎて普通では生育困難か不可能であるが、幸いなことに日本では年中雨があり、冬の低温期でも雪が茶の活動を助けていることに気付く。
茶は、亜熱帯の地が原産とされており、冬期の雨がなければ東北地方では、茶の木は育たないわけである。東北地方では、茶の生育には適さないが雨のあるために各地に生育可能となる。
茶の木は、大葉種がスタートとなり、中葉、小葉となっているのが、日本の実情である。亜熱帯のアッサムでは大葉種、中国南部では中葉種となっており、各地の自然条件に適応して茶が育っている。

茶の三代表 大葉種、中葉種、小葉種
写真提供:松下智

まえがき
1. 東南アジア・日本の茶
2. 韓国の茶
3. 中国の茶
4. ベトナムの茶
5. ミャンマー(ビルマ)の茶
6. アッサムのお茶
おわりに

お茶研究家 松下智
60年以上、国内外の茶産地を訪ね、お茶の歴史・喫茶文化など研究を続ける。愛知大学で教授を務め、退官後もお茶の原産地の研究を続け2010年には調査のためラオスを訪問。「日本名茶紀行」(雄山閣出版)、「茶の民族誌」(雄山閣出版)、「茶の原産地紀行」(淡交社)、アッサム紅茶文化史 (生活文化史選書)など、松下氏のお茶に関する著書は多数あり。

松下智氏
袋井市茶文化資料館(2021年12月)

1930年 長野県生まれ
1970年 茶の文化振興のために社団法人「豊茗会」を設立
1998年 愛知大学国際コミュニケーション学部教授に就任
2003年 O-CHAパイオニア賞 受賞/学術研究大賞 受賞
2016年 茶道具類・研究資料を静岡県袋井市に寄贈
2019年 ふじのくに茶の都ミュージアム客員研究員
現在 ~ 松下コレクションを活かす会 名誉会長、袋井市茶文化資料館 名誉館長

現在、松下氏は袋井市茶文化資料館の名誉館長として土曜日に来館されています(来館されない日もあります)。袋井市茶文化資料館には松下氏がこれまでのお茶の調査・研究で収集した国内外の茶器、お茶、書籍、写真など約2千点が展示されています。
松下氏の来館日は静岡県袋井市茶文化資料館のサイトまたはFacebookでご確認下さい。
静岡県袋井市茶文化資料館 https://fukuroi-tyabunkashiryokan.jp
https://www.facebook.com/松下コレクションを活かす会袋井市茶文化資料館-375990012866009/

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