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雲閑居茶文化主題酒店 (中国昆明市)
CHAMART
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雲閑居茶文化主題酒店は、中国雲南省の省都・昆明市にあるお茶をテーマにしたホテルです。
ホテルは、昆明長水国際空港から車で約15分の場所に位置しています。昆明長水国際空港から普洱(プーアル Puer)市思茅空港など普洱茶の産地へ国内線が飛んでいます。
ロビーでの呈茶サービス
1階のロビーはとても広く、床一面に地図と茶馬古道のルートが描かれており、受付の横には中国茶の呈茶コーナーがあります。
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ホテルロビー (2019年12月)
ホテルには2名の茶藝師がスタッフとして働いており、その内の一人の茶藝師が呈茶コーナーで普洱茶を淹れてくれました。茶藝師のお茶を淹れる時のしなやかで優美な所作に見惚れてしまいます。
普洱茶は熟茶と生茶があります。熟茶は人工的に茶葉を発酵させたもので、生茶は時間をかけ自然発酵させたものです。
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普洱茶の呈茶サービス (2019年12月)
伝統茶道館「山語堂」(传统茶道馆 山语堂)
ホテルの別館のような建物の1階に伝統的茶道館があります。
ホテルの茶藝師は、筆者が普洱茶が好きで雲南省まで来たことを知り、伝統的茶道館でお茶を飲みましょうと誘ってくれました。
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伝統茶道館「山語堂」(2019年12月)
国家級無形文化遺産 剣川木彫り(国家非物质文化遗产 剑川木雕)
この茶道館の扉と内装には、瓦が使用され、中国国家級無形文化遺産に認定された雲南省剣川県の伝統的な剣川木彫りが施されています。まるで数百年前の中国の茶葉を売る店にタイムスリップしたかのようでした。また、館内には木彫りの格子戸や仏像、普洱茶製造時に使う重石、絵画、書なども展示されていました。
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伝統茶道館「山語堂」(2019年12月)
館内には、雲南省各地の餅茶やリーフの普洱茶や紅茶が数多くあり、使用茶葉の木の樹齢や製造年もさまざまです。お茶と茶館の重厚さに圧倒されます。
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2019年12月 伝統茶道館「山語堂」
茶藝師は筆者の好みを聞き、2019年製造に樹齢200年のお茶の木の茶葉で作った紅茶を淹れてくれました。この紅茶はほのかに甘くレモンのような風味がし、水色もレモンティーのようでした。
茶藝師によると、樹齢が数十年以上の古茶樹で作るお茶は、喉越しが良く1回淹れると15煎ぐらい美味しくいただけるそうです。茶藝師は、お茶やホテルについて気さくに話をしてくれました。
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茶藝師のお茶の風味チャート (2019年12月)
客室
清潔感が溢れる広々とした室内には、テレビ、作業机、ソファーとソファーテーブルが備えられており、茶器と普洱茶の茶葉も置いてありました。シャワーのみで、バスタブはありませんでした。
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雲閑居茶文化主題酒店 スタンダードルーム (2019年12月)
朝食は、中国料理のビュッフェスタイルになっており、饅頭や包子、お粥など中国らしい朝食をいただくことができました。
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2019年12月 ホテル朝食
ホテル周辺
夕食は、ホテル近くの食堂で野菜と肉の串焼きと麺をいただきました。ホテル周辺には、屋台や食堂、スーパーマーケットがいくつもあり食事に困りることはありません。
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ホテル近くの食堂 (2019年)
昆明特産鮮花餅(鮮花饼)
昆明には鮮花餅という銘菓があります。
鮮花餅は薔薇の花びら入りのあんこをパイ生地に包んで焼いたものです。
ホテルの近くに、鮮花餅のお店があったので夕食後に、緑茶と紫芋の鮮花餅をそれぞれ1個ず買って食べました。鮮花餅はほんのり温かく、パイ生地がサクサクしており、一口食べると口の中にジャスミンにも似た薔薇の香りが広がります。
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緑茶と紫芋の鮮花餅(鮮花饼)(2019年12月)
ホテル名:雲閑居茶文化主題酒店 Yun Xian Ju Tea Culture Theme Hotel
住所:中国雲南省昆明市
昆明長水国際空港から車で約15分
空港からホテルへはタクシーで行き、ホテルから空港へはホテルのリムジンバスで行きました。
*筆者は、Booking.comで雲閑居茶文化主題酒店の宿泊の予約をしました。
本記事は2019年12月訪問時の情報を中心に執筆しています。料金、車でのアクセスなどその他の情報、最新情報等は、Booking.comの雲閑居茶文化主題酒店のページなどご確認下さい。
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